K2の無料開放の時からずっとモヤモヤしていることがある。
32話「血」でのことだ。
この話では森林業に従事している男性が食欲不振の中献血した結果思考能力が低下し運悪く丸太でぶん殴られて内臓破裂してしまう。
献血しててよかったねめでたしめでたしに持っていかれたが、血液抜いたのが原因やろがいと言いたなる。
いや、主因は丸太だが丸太の飛んできた経緯がさっぱりなのでなんとも言えなくてだな。
丸太から手を離したから当たったのか、不調で楽な方に進んだから当たったのかって話をすると現場に居た全員が何かしらか責任負うことになるから、やっぱ運が悪かったとしか。
それはそれとして。
緊急時用とはいえ毎月2回の採血、いくら使用期限が短いからといっても流石に採りすぎだろう。
村という都合上ジャンクに走ることはないだろうが、栄養管理をしっかりして造血してるならまだしも各自に任せてるようなので、今回の患者に留まらず貧血になってる人もいるんじゃないかと思う次第だ。
相当量の血を抜かれる日とわかってるなら無理してでも食えとは思うが。
それでも赤血球の回復期間は1~3週間らしいから多分普通に追いついてない人いそうなんだよなぁ……。
村の習慣で必要なことだとしても、せめて終業後って規則にしてやれよ肉体仕事だぞ。
それはそれで風呂の時に倒れそうでよろしくはないだろうが、少なくとも朝から夜までの体調に変化は起こらないし、採血後も安静にできるはずだ。
デスクワークならミスが増えたりぶつかったりしてもそこまで大きな事故にはならないだろうが、肉体仕事はそうはいかない。
つーか献血後って重いもん持つの良くないだろ。
体調不良なら役目をスキップできはするが、採血前と後で大きく状態が変わるのが献血だ。
途中で止めれるにしても止めた時点で手遅れ。不可逆な行為だからこそ現実で献血可能になるハードルは高いんだ。
だから俺たちは時間、体調ともに大丈夫と確信する日に向かうわけだが、日時を選べないというのはそれだけで不調への一歩なんだよな。事前にわかってりゃいいって話じゃない。
命のためなら健康は二の次みたいな制度だなと感じるので、ここだけ変えてくれないかKの村よ。