それはいわば坂なので

皆の装いが黒くなると冬になったと実感するな。夜に姿を捕捉するのが大変だから何かしら光ってくれ、歩きスマホ以外で。

歩きスマホはすげぇなとは思うところはあるが、エスカレーター乗ってる間ベルトを掴まずスマホ。エスカレーターを降りたところでゆったり歩きながらスマホ。なんなら止まってスマホ。

というのを見てると「事故るぞ!?」と叫びたくなる。降りたあとはせめてエスカレーターと同じ速度で移動してくれ。もしくは最後尾に乗れ。

ワンフェスの事故も遠い過去になったのでそこまで意識できないんだろうが、詰まったところで自動で止まるでもなく、自動で止まった場合はベルト掴んでない奴らが雪崩れて落ちるわけなので、気を引き締める場所なんだよ。

自動化した移動手段でも椅子があったり全面平面だったりするわけではない、不安定な乗り物なんだよな、エスカレーターってのは。

事故が起こった際は高さからの力が加えられたり人が上からのしかかったりするものだ。
だからいっそう、注意して乗ってほしい。

それでも降りたところの足場が抜けるのは回避できないわけだが。

しかしそこまで凝視してなきゃいけないほど夢中になれる何かがあるのは羨ましい話だ。
夢中になってる何かに誇れるように行動してほしい気持ちもあるがな。

そこまで夢中じゃないけどずっと見てるのは中毒か洗脳の域だ。待ってろ今助けに行く!!

横浜RunwayWalk


暫く前に稼働開始したエアキャビンに乗ったぞ!
俺はロープウェイが好きである。大好きである。それはそれとして高いところに宙吊りが怖い。

基本的に山で乗るものが街中にあるなんて、よく考えたものだ。運営会社が付近で遊園地を運営している実績と、客足が見込めるこの地でないとできないことだろう。

しかしこの、とどまるところを知らないテンション。非現実感半端ない。


みてみて!かんらんしゃとろーぷうぇーだよ!すごいね!!
おいけのうえをとんでるよ!たのしいね!!わぁい!わぁい!!

ものの1分程度の体験だが、とても童心にかえるし楽しい。とても楽しい。50周くらいしたい。あと夏は涼しい。


桜木町からだと時間や曜日によっては混んでいるが、逆ルートは基本空いているのでそちらから乗るのがいいだろう。ワクワクするのは確実に桜木町からだが。

正直反射するから写真はあまり撮れないんだよな。綺麗にならん。
なので自分の目で見て、乗って観て確かめてほしい。

ちなみに運営をしている泉陽興業株式会社さんは名前の通り大阪の会社さんで、天保山の観覧車とかもここらしい。葛西臨海公園のほうがイメージあったのでごんお前だったのかの気持ちである。街中に単独で存在する観覧車はほとんどこの会社なんだろうか?
一方で社名を聞くと近所の高校を想像してしまうのが申し訳ない。

そんなこともあり久人19歳は、心の距離もどことなく泉陽興業さんと、運営されてる施設・アトラクションを応援しています!

久々おから

なんか面白いおやつを買いたい。


ということで久々におからクッキーを買った。

俺の人生におけるおからクッキーはダイエットとかそういうののためではなく完全にネタのためである。

……なのだが、前に買って以降の商品はシナモンやらレーズンやらを含むものが多くて買えなくてなぁ。あとは気になってるけどお高い十二堂さん。中々覚悟が決まらない。

そんな中でお茶オンリーのものがあったので手を出してみた。
楽天だと販売時期がオールシーズンではないのかな?開始待ちしてるところにアマゾンで売ってるのが見えたから勢いでポチッてしまった。

お店はベイク・ド・ナチュレさん。元は安くて美味しいパン屋さんだったようだが、2020年に閉店してクッキー業に移行したようだ。ちょうどコロナの頃だし、業態的にも存続が厳しかったのかな。ウェブサイトの更新も途絶えている。


1枚目の写真にも入っているが、レパートリーはこんな感じで2枚1組の個包装だから持ち運びに便利だ。

水分を多量に奪っていく商品なので外出先で小腹が空いたらって感じでもないが。

食感はザクッザク。結構固いな。
1枚を3分割くらいして飲み物を挟みたい程度には食べ応えがある。

ゼロクッキーだっけか、似たような通販限定のおからクッキーがあったが、あれよりは柔らかいし割れ方もサクッとした方向なので普通におやつにできるクオリティだな。

しかしこの商品、ルイボスとジャスミンがわかりづらいったらない。


多分こうだな!?右がちょっと赤っぽくて左が緑っぽい!!

赤いのは……ルイボス!これはルイボスだ!!ルイボスの圧がすごく強い味がするぞ!ルイボスティー好きな人に食ってみてもらいたい。最初っから最後までルイボスが口の中で足踏みをする。こいつ……強いぞ!!

一方でジャスミンは、プレーンと言っても差支えがないんじゃないか?ジャスミンティーって言えば草っぽい味だった記憶があるが、それもない。なんつーか普通。

食って知ればどっちがどっちかはわかるようになる。
でも正直パッと見わかんねぇから形状変えてほしいな。まだ残ってるとウキウキしたのに見間違えてたなんてのは、とても悲しい。

抹茶(緑茶)は想像通りだな。他と違って主構成部分が粉なので壊れるときにホロッとした部分が出てくる。他は塊って感じなんだが、これだけなんか違う。
オーソドックスなものなので、ある意味では初体験向きではなかろうか。

アールグレイは最初こそ無味っぽいが、口の中でじわじわと味を出してくるのか徐々に「おお、これこれ」と思わせる。
よく噛んで食べる商品だから他の市販品よりしっかり味が抽出されているかもしれない。逆に言うと30秒はかけて食べないと実感がない。これに関してだけは1個丸々を口に放り込んで噛みまくってほしいな。

最後にほうじ茶
あまりほうじ茶っぽくない。美味いは美味いが、あのホッとする感じがしないな。逆に言うとほうじ茶と合わせて食うというのが有りってことだな。お茶請けとしての才能がありそうな印象を受けた。
これに関しては順番の妙もあるだろうから、ほうじ茶だけで食ってたら感想は違うかもしれない。


この会社さんは素朴なわりに美味しいし、セットの独自性があって面白くていいな。

セットの中のこれだけが気になる!!ってものが単品で買えないのが残念ではあるが、個包装なら味見も気軽にできるし、なんなら苦手なものを誰かにあげることもできるから、そこがGOODだな。
誰かにあげずとも、賞味期限は長いからちびちび食べるって手も普通にある。小袋万歳!

ところで俺これ食う前に普通に飯食ってるんだけど、胃の容量大丈夫かな?
過去の面々と違って口の中時点で結構なやる気を感じたので超不安。

エリンーギマイタケ

俺はキノコの中ではエリンギが一番好きだ。あの食感がたまらない。
パックで買うことが多いがグラムでの価格にほぼ差がない時はカットしてあるものも買う。

さてこちらがカットされている袋タイプのものだ。

 

 

 

 

 

……。

言えよ……。

 

 

 

 

 

葉酸がようさん含まれてるって言えよ!!!

多数欠を執ります


多数欠、この夏からアニメ化した作品だ。作品の方向を言うとめっちゃ人が死ぬ。

なんなら1話で主人公が死んで2期はOPにすら出ない。そしてそれがネタバレしても支障ない。まぁ1話で死ぬなんて異世界行きのトラックアタックでもよくあるしな。

この作品、クラファン参加者としてはちゃんと映像化してるだけで感慨深い。
御堂の声が年齢に見合ってないくらい渋いが、中学生をやっていた頃に比べれば年齢通りだな!ヨシ!!

原作は関係してる3部まで完結してるから追うのも楽、と言いたいが見れるのは電子オンリーだったか。
俺も途中まで追ってたけどアプリだけになったから離れちまったんだよなぁ。

3部は単行本にすると2桁冊ということだから企画自体出ないし、2部はクラファンなので一般販売が無い、というのが敷居が高い。1部は完全版が刊行して、それだけは手に入れやすいんだよな。

本は現代では電子で足りるものではあるので気にするところでもないのか。
しかしアニメによって冊子化が進むならそれはありがたい話だ。

アニメ自体は2部までを入れてるせいで駆け足に感じるが、漫画のコマとコマの間の補完がないから必要最低限だけ映像化されてるんだよな。
シーンを飛ばしてないので丁寧なつくりではあるんだよ。最近の高評価作品が丁寧すぎるだけで。

3部は……しないよな?2クール使うもんな?しないよな??するなら見る。
3部の裏側の被害、きついんだよなぁ……。

そんなわけで現在絶賛放送中の多数欠、各種配信サイトでも見られるので秋の夜長……冬の娯楽にいかがだろうか。

正当後継はアツい

RO3が発表されたな。

来年のサービス開始でPCとスマホ両方に来るらしいが、鯖は分かれるんだろうか?
原神とかスターレイルとかを触ってたらどうなるかわかるんだろうが、そこらのタイトルに手を出してないのでわからないんだよな。

3Dモンスターに2Dキャラという部分は攻城戦で経験してるから既プレイヤーも違和感はないし、すんなり受け入れられるだろう。
レイドというかアリーナっぽく感じたが、どういう戦闘になるのか楽しみだ。ギミックとかも入ってくるんだろうか。

問題はどこまでのシナリオを入れるのかだ。

がっつり入れると容量食うし、スマホのストレージはPCとどっこいあるとはいえそんなに重いもの入れるのは躊躇われる。

だがROといえば……いや、韓国発のMMOといえばつらくて悲しくて痛くて苦しくてやるせないNPC死屍累々ストーリーこそが重要で、それがなければただのおつかいゲームになってしまう。是非全部入れてほしい。

本家も異世界以降は高レベルダンジョンの追加ばかりで街は増えてなさそうなあたり、エリア増加に関する懸念はないだろう。

音楽はプロ南のBGMが元と同じか、そのアレンジっぽかったので馴染みのあるものになるんだろう。

一方で立ち絵は変更がかかるから衣装や髪形含めて色々一新になるな。大好きなNPCが変わってしまうのは嫌だが。頼むからエリーはそのままでいてくれ。超かわいくなってたら手のひらクルーする。

RO系のスマホタイトルが山ほど増えたので、このマップ・このシナリオ・このBGMってのはもう人によって違うんだろうが、原点回帰を謳うのならばガッツリ懐古厨向け原点を見せてくれると嬉しい。

しかしRO、まだ全然現役サービス中なんだよな。
本家にスマホに別ネトゲに。俺も含めて散ったところから見に来る人がいるのなら、すごい同窓会になりそうだな。

ねこの木

TREEPLLA さんのゲームが好きだ。

スマホアプリなんだが、韓国の会社さんなのかな?俺はそう思ってるが。


とにかく可愛いんだよ。俺はこういうのに弱い。

イラストも少なくないし、衣装も色々あるし。派生ゲームもいっぱいあるのに各々モーション作ってるのがすげぇ。


シルエットからしてもちもちまるまるしててな、暖かそうで柔らかそうで。ポジティブで働きものでかわいくてもふもふでぽにぽにで、良さ。

時間泥棒ではあるしタイトルによっては課金しないと楽しめないくらい伸びないが、育成を考えなければ癒やされるゲームだ。
スクリーンセーバーとして動かしてるまである。


パソコンだと遊べるタイトルと遊べないタイトルがあるのが惜しい。キッチンがNOXに無いので会社育ててる。

どれ遊ぶか、どれ眺めるか悩ましいくらいなんだが、どれも可愛いのでどれも正義だ。


こういう子たちが一緒にいてくれたらな〜〜。

 

 

 

 

 

 

帰って。

ゲーム買っていいんですか?やったー!!

Steamのオータムセールが来た。すぐにホリデーも来るからとても悩ましいが、これはかなり下げたなと思ったVRゲームを上げていこう。

After the Fall
FPSで一番好きだな。クオリティが安定している会社さんなので推してしまう。
ここいらが安定値っぽいのでこの価格で買うのがいいかな。アクティブユーザーも減らないしソロでもNPCがついてきてくれるから遊びやすい。
ランダムに湧くので装備や運によっては普通に負ける。強化でどんどん難易度上げれてコツを掴めばドッカンヒャッハー!やりがいのあるゲームだ。

この会社さんは既存タイトルのVR化もとにかく強く、The 7th Guest VRが次点推しなのだが他にも色々ある。
最近ガスマスクで地下道を歩いて生き抜くMetroシリーズのVR版も出したので、こちらはセールにはいないがタイトルのファンには手を出してみていただきたい。
フルプライスはしっかりお高めだが、それも納得のクオリティだ。

もう一社推してるところがあるんだが、最近動きがないんだよな……。

House Flipper VR
まさかの90%オフ。
地味かもしれんし酔うかもしれないが、操作がしっかり最適化されたソフトなのでゆるく遊べる。内容は少ないが、この価格なら買っていいだろう。
もっと内容量のあるものを開発してもらうために、2どころか1の完全VR化をしていただくためにも需要を見せつけよう。
遊ぶ時はしっかりGのガラス化をするように!

ホラー系も色々だなー。
Layers of Fearがデスクトップの方なら超絶安いんだがVRは中々下げ切らないのでだいぶ迷っている。
謎解きもあって面白そうだけど逃げる必要があるやつはずっと悩んでるなー、Forbidden Art(禁じられた芸術)ってやつだ。

8番出口VRが早々に割り引かれてるのでそちらも狙いどころか。この速度だと春にはさらに下がりそうな気配もするので急がないなら待ちかな?

とりあえず俺は今回に関してはウィッシュリストに入れて寝かせすぎたVetrix Worldsを買うつもりだ。

皆もいっぱい買っていっぱい開発してもらおう。今年も来年もVR元年だ!

ところで来週The House of Da VinciのVR版が出るんだが超待ってるし楽しみすぎてヤバい。

泡ウォッシュクリーニング

最近たまに絨毯洗い動画を見ている。睡眠用の長いやつとかショートのやつとかな。

靴脱ぎ文化国日本にいると「何がどうしてそんなに汚れるんだ???」と恐怖を抱くほどに真っ黒になった絨毯。そんな絨毯がプロの手腕で生まれ変わるのは爽快だ。

見ているのは恐らくガレージで事業してる方なんだが、防水シートの上で清掃してるのがスタイリッシュ起業でかっこいい。

自営業は実績さえ積み重ねられるのなら環境は自由なんだと教えてくれる。

やりたいことと向いてることを仕事にして、マネタイズは多岐に。

同じ依頼を再利用する時は別のカットを使うなど、工夫が随所に溢れている。

しかし、よく筋肉痛になりそうな仕事して営業して動画編集もするよなぁ。魅力的なカットを日々模索してるだろうし、向上心が凄まじい。

日本の同種動画にBGMつけてたり喋ってたり字幕入れてたりする方がいらっしゃるが、違うんだよなー!

ああいう作業動画ってのはもっと、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで、落ち着いていなきゃいけない。

これはまぁ、向き不向きだが。

力仕事だからできるかって言われると無理だが、やりがいがあるし進行が目に見えるし、勤め始めは楽しそうで、魅力的だよなー。

ワイパーで水分を溝送りにするのは俺もやりたい。

水をバシャバシャ、ブラシでワシャワシャ、ワイパーでキュッキュ。

音に癒されて逆に落ち着かなくなっちまうし、規模が小さくなるが風呂掃除でもするかー!

ぼくの考える最強のVRマンション

最強とは何か。

この話は単身の最低限基準であることをご理解いただきたい。

まずはネット環境。光のつよつよ回線が必須である。とりあえず1M出ないと遅延酔いが起こりえる。最低限である。

次にコンクリ壁。木は壊す。

10畳のリビング。ルームスケールだとこれくらいないとぶつかるのと、机を置く場所がないといけないのでこうなる。6×6を求めてくるゲームもあるがそちらは諦めよう。

天井高。ロフトがあれば違和感無く延ばせるだろう。飛び跳ねるまでいかなくても余裕があるに越したことはない。しかしロフトがあると階段を殴って怪我に繋がるので乗降場所には注意しなくてはならない。
簡易な階段を作って下にPC環境を配置するのも有りだな。

3畳の寝室。V睡をするならリビングに置くだろうが、他であったほうがいい。前述のロフトの上に置く手もある。

あとは水回りと収納だ。これは上手いこと収めてくれて風呂が狭すぎなければいい。目と首を酷使するので湯船には浸かりたいよな。

これが俺の考える最強かつ最低限の環境だが、ここまでを踏まえて間取りを見てみよう。

洗面台まわりが豪勢だしキッチンまわりがちょっと足りないか。おおよそってことで。駅歩含め正直ちょっと欲張った。

こっから上手いことしてどこか作りませんか。

次の端末は運で

スマホの調子が悪い。

とはいっても前のスマホだ。今のものは問題なく1日持つし普通に稼働している。

前のスマホは目覚まし時計にしたり……あぁ、今のスマホも目覚ましに使ってるが念のためにだぞ。

アプリが突然死んだりOSアプデとかで再起動されて動かなくて、みたいなのが昔あったんだよ。2台運用は安心なので抜け出せないわけだ。

なんなら腕時計含めて3台運用だ、俺は俺を信じてない。実績は信用にならない。

この点に関してはガラケーが恋しすぎる。

話を戻して、あとは風呂で動画見るのに使ってるんだが、これが悪いのかどんどんバテてきている。

内部を見ることはできないが、錆びているのかもしれない。どうせ現役機じゃないからとノーガードにしているからな。よいこはマネしないように。

あくまでサブ機だからそこまで重視はしてないんだが、無いと無いで不便だからなぁ。今のうちに次のことを考える必要があるだろう。

丁度ヨドバシが福袋の抽選受付を始めたし、手を付けてみるのもいいのかなと思いはしている。

しかし用途的にはタブレットのほうが合っていそうなのと、スマホの気軽なコースがXiaomiでそそられないことからプランが悩ましい。そんなにいくつも申し込むほどのことでもないしなぁ。

一部プランは軽く3桁倍率だが、そんなに需要があるのか?中身の予想がつくからなんだろうが、詳しくない界隈のこういう盛り上がりは転売込みで恐ろしさがある。

いっそ社名隠してランダムにしてくれれば全く予測つかなくてテンション上がったんだがな。ランダム希望は少数派らしい。

ま、テンションなんて実際当たったら自動的に上がるもんだから気にするもんではない。

いっそ外れた時にガッカリしないように下げまくっておくのが正しいのかもしれん。特にこういうイベントごとに関してはご用意されないことのほうが多いしな。

なんにせよ、結果確認を忘れないようにだけ気をつけよう。ワクテカワクテカ。

防ルド

この間、あまりに天気が思わしくない上寒気がアタックしていたので暖房で洗濯物を乾かしたんだが、ちょっと足りなかったようで生乾きになってしまった。

とはいえ異臭はしていなかったので濡れた感覚を享受しながら着用したんだが、うっかりとポケットにハンカチを入れてしまった。

するとどうだ、ハンカチがシトラスの良い匂いになっているじゃないか。

ジェルボールは生乾き臭を防ぐとあったがそれどころか勝ってるのかよ!?

そういえば聞いたことがある。

シトラスは遥か昔「死取らず」と呼ばれ呪い返しに使われていたと。

その香りが濁った時、何者かが自分を狙っているということなのだと。

呪いなんてものは3割は菌によるものだと言われている。5割は毒だ。であればその3割に合致している菌を殺すこともおかしくはない。これは念入りな防呪だ!

なるほど、この香りをチョイスしたのには深い意味があるんだな。俺はP&Gへの評価をはるか上方へと修正した。

俺は今、守られているのだ。

俺だって人気商売だからな。常にある商品のようだし、自分を守るためにも今後も購入することを固く決めた。

香りのある商品は得意不得意があるだろう。体質によって合わないものだってある。だがもし問題ないのなら、一度手に取ってみてはいかがだろうか。

きっと、あなたのことも守ってくれるだろう。

 

 

嘘である。

呪いのくだりは当然の嘘である。

生乾きのくだりは本当なので気になった方は是非ご購入ください。

黄色系商品は何故かバリエの中から消えやすいのでお力をお貸しください、何卒!!

人外さんと服

人外の人たちは元々人ではないというところからひょっとして奇抜な衣類を着せやすいとかないだろうか。

人間として生まれ育ってしまうと、スタンダートを経験済みな分「この位置にこれがある」という認識を植え付けられやすい。

で、奇抜なファッションをしている人外を見ていると、それが当然の世界に生きてるから違和感なく着こなすしズレの対策も自力で押さえつけることができていて、正直羨ましいまであるが着こなせててすげぇなって思うわけだ。
お前がナンバーワンだ……。

邪魔な位置に何かがあっても初めての衣類ならそれが普通になるし、何のためにあるのかわからないパーツも、到底その位置からだと運用できないだろってのも違和感を覚えることがないし。

デザイナーに優しいモデルは人外だった?というくらいに着こなしてくれる。

人間でも着れるものは着れるし、そういうファッションだと受け入れれば流行るし、ズレや体型への合わなさはコツが広まったりするので問題はないんだが、ポテンシャルの差というものを実感するな。

現実世界ってのは歯止めというか、挑戦しないほうに動きがちだ。

二次元だと難しいデザインでも楽に作って動かせるし、3Dだと気軽に人外に着せれるからまだ世界にないような掛け合わせもも工夫できるんだよな。その差だと思っていい。

それを現実でやろうなんて酔狂な人は……

……

…………

パリコレ……?

パリコレは…………人外の文化だった……?

つまり何かというと、冷凍里芋が高い

俺だって料理はする。
毎日外食や総菜なんて豪華なことはしていられないからだ。生きているならそれはそうである。

昨今の情勢を考えると国内の商品を買っていきたい気持ちがある。主に農家さんのこととか農家さんのこととか、酪農家さんのことだな。

しかし国内商品は高い。倍くらい価格差がある。

俺の懐に無限に余裕があるのならいくらだって国内表記のものを買う、しかし作りたい物の作りたい量に対して予算が貧弱すぎて外国産が魅力的すぎる。

選択肢というものは余裕があるからこそ生まれるものである。

それをアイデアや工夫で乗り切るのが大人というのもわかる。しかしこれまでに培われた知識によって偏るものである。

俺たちインターネット老人が検索上手なのもPCソフトの色んなことに妙に慣れているのがNotNet老人には難しいこともそうだ。ひとつ調べるだけでも知っている単語や類似の事案や想像力と、培われたものが必要なんだ。そしてそれを人はスキルと呼ぶんだぜ。

人間ってのは偏るもんだから生きるために必要になろうとも前提をクリアしていないと道はとにかく狭いんだ。

俺が「無駄な努力なんてない」って言ってるのはこれもあるんだが、ようはハードルの問題なんだよハードルの。そしてハードルを下げるのが福祉というものなんだが、そもそも存在しないとか恩恵の枠にないと預かれないとかがあるだろ。まだそこまでの問題じゃないってことだよ。

日本の商品の生産消費に関わってくる話だが?そこまでの問題だが??

科学専攻はこういうところでも大勝利していくんだろうな。料理は科学と言うだけに応用力が違うんだよあいつらは。
ぐぅぅ、悔しい。

メイドインアース

メイドインアビスを、ある程度まで読んだ。とりあえずマアアさんは見た。
深く語ろうと思えばいくらでも語れそうな物語だ。


あの作品は冒険の話なので、痛々しくはあってもヤバい部分に関しては「もう数歩踏み込めるけどやめとくね」みたいなところがある。そのあたり、実はとても優しいのではないだろうか。

最後まで書ききらない惨さというのもあるだろうが、蛇足は省いて想像の余地も残している。

主人公たちが見えない・知らないところは無理に描写しない。「したければ君たちが描きたまえ」と言われている気さえする。

「そこまで」は見た人間によって感想は変わるし、それを見た上で踏み込むかどうかはアビスに潜りたいかどうかみたいなもんだ。「それ」に胸を躍らせる人もいるんだろう。癒しに思う人もいるんだろう。

人というのは、命というのは、それぞれだな。


作中には上昇負荷というものがある。

降りるだけなら楽だが昇ろうとすると負担がかかる。果たしてアビスだけだろうか。

落ちた先で苦しんで、やっと戻れると動き始めた矢先に出会う「落ちたからこその苦痛、喪失、価値観」。それを得たうえで、果たして何も知らずに笑って生きていた頃の自分に戻れるか。

何かしらかで体験し、知っている人はきっと無理だと言うだろう。一度でも経験したら二度と元には戻れない不可逆なもの、ある種の学び。

それを食らうことになるのだから、命のある場所は全てアビスの中と言えよう。

傷つけないために傷つくか、苦しみたくなくて苦しめるか。それを意識しているかしてないか。
成れ果てという不条理に、人生を感じるよ。

俺たちはこの世界で押し付けず、押し付けられず、されようが恨まず、自己を否定せず、加害者にならず、被害者面をせず生きていられるだろうか。

できるのならばそうありたい。
だがあまりにも難しいそれは、願うことすら罪なのかもしれない。

ならば祈ろう。こちらの世界とあちらの世界に。全ての命に、全ての大地に。
ただ、ただ、平穏あれ。と。