フタエノツツミ


俗にいう羽二重餅の餡包み。



ひんやりしてほのかに甘い。表面は無味なのに噛むと味がするから面白い。

餡の含有量が少ないので主張は比較的弱いが、餅との調和は完璧で、邪魔にならないのに餡のあるところと無いところで違いがハッキリしている。
こし餡だとしつこくなるのかな。粒餡は触感に異物っぽさがあるので粒嫌いだとNGだなぁ。

ぷるぷるぷにぷにとした食感のあと、とろけるように広がって、なのに溶けはしないのでしっかりと喉越しがある。



これは売ってないところもあって逃すと探すことになるので、できるなら見つけた時点で買っておいたほうがいい。
一泊目の宿でスルーした後に全然見当たらなくて、天成園で遭遇できてラッキーだった。
箱根湯本駅の足元にある土産屋のどこかにならあるとは思うが、ハシゴする余裕があるならって感じだろうか。

似たような商品は度々見るが、名称バラけすぎててデータベースを作ってるところが無いんだよな。あったとして俺が見つけられてない。
色んなところのを食べてみたいので纏められた情報がほしいんだが、自分でやろうとすると全国津々浦々まわらなきゃいけないから余裕が無い。

既知で北陸三県と越後湯沢(笹)・埼玉狭山(茶)・箱根・御殿場・掛川(茶)だろうか。八つ橋は含むか悩ましい。日本の真ん中の帯域だけの土産と見ていいだろうか?
ローカルと言えるような言えないような、絶妙な範囲のお菓子である。

旅の終わりの道了餅

土産を買ってきた。
現地で手に入れた観光冊子に載っていて、絶対買いたいけど間に合うかわからなかったもの。閉店30分前に駆け込んだ。



大雄山 茶屋 天んぐさんの道了餅。

小田原駅直結のLUSCA、どうしても名前が覚えられない。そこの1階で売っている。
冊子にはLUSCAの情報しかなかったんだが色んな所で売っている。

本店は伊豆箱根線の大雄山駅。サクッと行けるのは小田原城前の支店と、箱根湯本の浪漫亭。
これひょっとして箱根の土産じゃないな?



袋を開けると細長い餅が押し潰されている。

表面はさらっとしているので手が汚れることはない。
弾力がすごい。消費期限が短いだけあって新鮮なもちもちさ。食べ応え、さらさらもちもち。
そこに粒のしっかり残った餡がアクセントになってつぶつぶもちもちさらさらの三重奏。

餅の部分は甘さが無いが、餡はすっげぇ甘い。もうほぼぜんざいだよこれは。
お店のほうだと表面焼くって?最高すぎんか??

こしあん派には申し訳ないが、こしあんだと全然違う感想になるだろう。あれもあれで好きなんだけどな。



できれば渋いお茶と一緒にいただきたいなぁ。
迷ってふたつ買ってきてよかった。なんなら月一で食べたい。

消費期限が短いからこその美味さなんだが、近所じゃないと高頻度で食べれない。

一応近所だと天神餅が近いのか?
とはいえ細長いのが食べやすいと考えると代わりなんていないんだよなぁ。

こういう時のために、収納魔法が欲しい。神よ。

鰻を重で


2月1日。旅行最終日の晩は所用で箱根板橋へ。
Googleを信じて向かった魚虎さんが情報古く閉まっていたので駅前の鰻の成瀬さんにて晩御飯。

鰻のサイズ3種と焼き方3種の9パターンから選べる、比較的お手頃な鰻屋さんだ。

大規模なチェーンなのでかなりいろんなところにある。なんなら1日にソフィア堺の近くにできた。どうして俺が食べた日にできてるんです?
他にお店が見当たらなかったとはいえ惜しいことをした気持ちは否定しない。

鰻は絶滅が危惧されているはずなんだが、チェーンができるくらいには余裕があるんだな。



表面が軽くパリッとしているのにほっくほくで鰻の味もしっかりしていて、追加のたれなんて必要無いぜ!ってくらいの旨味。
ご飯は普通盛りにしたけど足りるか?足りなくないか???ってくらいの量。実際足りたが大盛もできるぞ。

お吸い物も美味しくて、これだけ何杯か飲みたいくらい。

お店によってはひつまぶしにできたりするらしいが、ここではその案内は見当たらなかったな。
有りそうな文化圏だったので不思議である。

おちゃちゃっとたちゃ


時間に追われながら恩賜箱根公園へ。

金曜に来たんだが目的のものが土日祝しかやっていなかったので改めての来訪になる。

ちゃんと曜日を調べてこないといけない、元箱根港とも箱根港町とも微妙に距離があるので移動時間が勿体ない。ちゃんと予定を曜日含めて組んでいれば行けるところ増えてたはずなんだ。

皆は予定をしっかり組んでから旅行をしよう。準備三日とかで来ちゃいけない。

そんな今日も色々あって14時半。目的は15時半終了、やばい。




走るように駆け上がる。

園内マップが朧気な状態で、どこでやってるのかも自信半分。自分の記憶と予測を信じて公園の高いところ、中央と名付けられた場所へ。
緑の方へ向かわず景観の良いところに向かうのは不安が襲い来る。

大丈夫、まだ間に合う。



着いた!!

ルート間違えなかった、流石俺。幼稚園児のおつかいでも辿り着けるところだけど俺は俺を褒めたい。




建物は雰囲気もよく、気品がある。



なんともレトロな電話がポンと置かれている。

今使えるのかこれ?展示エリアじゃなく階段の横に?!本気か??

特に電話する先もなかったので試さなかったが、スマホにかければよかった。手元に電話があることを忘れてしまう、これはカメラなので。

電話を眺めながら2階へ上がる。上がってすぐ右手に注文をするところがあるので建物に辿り着けた時点でほぼ勝ちだった。
2階はまるっと茶処のエリアなので迷子になることもない。



注文をしたら好きな席へ。
洋館なので畳は無く机と椅子で40席ないくらいだろうか。

ストーブはついていない。薪用ストーブは見ることがあるが、ペレットストーブはあまり見たことが無いので凝視していた。ガッツリした網があったし、多分両用のやつだよな?
こういうのって洗濯機くらいのサイズあるんだな。でっけぇ。



初めてのお抹茶。

お茶の機会が山程転がってる堺市民なのに初めてのお抹茶が箱根とはどうなんだ。
仁徳天皇陵古墳の前とか、なんなら近所にやまほどあるのに。

百舌鳥八幡でやってた気がしたけど記憶違いか?

なんかどっかの神社か寺でできるからそこにしようって数年前に思った覚えがあるんだが、どこだ……?

飲んだ感想だが、抹茶味のお菓子って再現高いんだな。馴染みのある味だった。
閑散期に来るのが悪いんだろうが、お菓子が土産屋で売ってるようなもので手掴みなのも含めて悲しかった。お茶菓子も含めての価値なんだよな……。

本格的なものを体験したいのならやはり茶の湯の町か寺の町でないといけないか。



窓際の席は芦ノ湖を眺めながら優雅にティーブレイクできる。

抹茶だけじゃなく紅茶やコーヒー、甘味もあるので昭和レトロなおめかしをして今日までの旅の思い出を語りに来てはいかがだろうか。

気分はお頭


見ろよ、この景観。優勝、優勝としか言えない。優越感余りある。嗚呼海賊飯、海賊飯。

ということで桃源台ビューレストランにて、海賊風サーベルチキングリル!


セットがチキン、単品がシーフードということでぶっちゃけ間違えたんだが、これはこれでいいや。できれば両方頼みたい。両方食べたい。

ピーマンは苦い中にグリルの焼き味。
パプリカはシャキシャキとした新鮮さとわずかな苦み、ほんのりとした甘みの中にグリルの焼き味。
チキンは風味を損なわないために、いくらかは何もつけずにいただきたい。

グリルで焼いてるってだけで美味しさがちょっとプラスされてる気がする。

ソースはしっかり玉ねぎが入っていて、使い切れないくらいの量が提供される。このソースだけでも白米をいただける。
芋もバターが美味い。単品で売ってくれ。

とうもろこしの食べ方だけ串刺しか手持ちか悩ましいところだし、結局全部外してナイフフォークで食べちまうんだが、それでもブチ上げ飯なのに変わりはない。

ちなみに日光めっちゃ痛かったんで対策していこうな。

のまのまyear

ずっと気になっていて、数年興味を持っていたものを購入した。

 


ジューススタンドkarinの福袋だ。

袋っつーか紙だが。一応透明な袋に入ってたし福袋って言っていいんじゃないだろうか。そういうことにさせてくれ。

オマケとか何もなしでただただチケットがポンと渡される。

購入方法は店頭とウェブサイトで告知が始まってから年末までに予約をして、1月に入ってから31日までに受け取りと支払いをするのみ。期限は11月の末まで。

ドリンクチケットだけなら通年販売でもいいだろうと思うところはあるが、期間限定だからいいんだろってのと、在庫の取り扱いを考えても必要数だけ手元に置いておくのが妥当だろう。


受け取ったその日に頼んだのは苺ミルク。

砂糖は入っていないのでシンプルで自然な味だな。酸味メインだ。
自然派だどうだってのを置いておいても、砂糖を入れるとなると人によって好みの濃度が違うから難しいんだろう。受け取り口にスティックシュガーがあったかどうかは確認していない。

メロンやキウイやみかんとも悩んだんだがなー。
ミルクの無いイチゴ商品も色々あったが、基本はMサイズだけだったんだよな。

受け取ってから撮影する場所に向かうまでに冷たさが少し損なわれたので、改めて出来立て冷え冷えを味わいたいところである。


チケットが一枚単価500円だからバナナミルクとかは普通に頼んだ方が差額で見るとお得なのでは?Lサイズを飲むならチケットだけどMサイズなら普通に買ってもいいのでは?と考えるとチケットが無い時の購入ハードルも下がるというもの。

次は何を飲もうか。ワクワクしながらサイトを眺める日々、この楽しみはプライスレスだな!

シレトコからの来訪者


こういうの、ついカボチャ味を買ってしまう。真ん中の熊が可愛いドーナツことシレトコドーナツさん。
屈しまいと自身を制していたのに友人との待ち合わせの際に解禁してしまった。上野駅はイートインがあるから待ち合わせに便利だぞ!これを買ったのは東京駅と察せる人は察せると思うがつまりそういうことだ、二度屈した。


温めるか冷やすかで違うってあるが、冷やしてみたらがっつりもっちり、そしてもったり。甘いといえば甘いし後を引くくらいなんだがミルキーで、これが生キャラメルの特徴なのかな?
温めるとふわふわで、焼けた部分がサクサクといいアクセントになって甘さもちょっと引いたかな?軽く食べれるようになった。
俺がやったのはレンジの方の温めなんだが案内を華麗にスルーして1分くらいやっちゃったんだが10秒でいいらしいな。大丈夫美味かった!!チョコとかだと時間間違えるとやばいかもしれない。

ホームページの写真は斜めに顔を出していてとても可愛いんだが、それを家でやろうとすると穴の中に何度も何度も落ちてしまってな。サイズが違うのか難易度が高いだけなのかわからないがそんな理由でこの写真だ。
本当に可愛いよなー。こいつのために買ったと言っても過言ではないしできれば最後まで食べずに置いておきたいところで、なんならこういうキーホルダーあってもいいのにってくらい可愛


グサァッ。

ドーナツ本体が重量感あって満喫できる分、熊の顔の部分は物足りないというか。噛み応えもアクセントも味のインパクトもなくて申し訳なさしか湧かない。ごめんなクマゴロン……チョコががっつりコーティングしてある熊なら全然違うんだと思うが俺はこの顔に惹かれたんだよ……。

カボチャ味はどうかというとよくわからなかったが種も10粒くらい入ってたし美味かったからok。食べ比べたら違いがよくわかるのかもしれないが、これ複数は思ってるより重いだろうな。
油で揚げてないので油ギッシュになることはないが素手で触るとぺとぺとになるのでミスドのオールドファッションみたいな感覚で食べようとするとびっくりするかもしれない。


ポイントカードが可愛いしお得なのでまた食べようという気にさせてくれる。罠ってやつかな? だけど自分から乗っかりにいく幸せな罠であればそれは罠ではなく目的地、他人にどう見られようが構わない。そう思うんだ。
だからきっと俺はまた浸かるんだろう、どっぷりとして温かいドラム缶風呂のようなドーナツに。熊やパンダのように顔だけ出して。

大手の底力


長岡が田舎とかそういうんじゃなくりそなの偏り方からある気がしなかったんだよ。
同行者もりそなユーザーだったので散財後にホイホイされていた。

そういえばアキバのアトレ前りそなが撤去されててびっくりしたな。ヨドバシにあるから言うほど不便はないんだが、横のビル壊すために消えたっぽいし何建つんだろう。

みずほで前回痛い目見たのはコンビニで数回手数料無料なんだが高崎でファミマに寄った時にEnetじゃなくりそなで手数料がフルだったことなんだが。なお当時もりそな非所持。ファミマこういう罠仕込んでくるよな、いつ全統一してくれるんだ。
ATMって「結局いくらなんだ」と思うことが多くて困る。手数料案内してくれるけど結局どの枠に値してるのかわからない銀行も多いし、読み取るならその辺の照会できそうなもんなんだがダメなのだろうか。
ポイントカードもだが銀行も増えたり統合されたり提携したり機械置き換えたり実質同一なのに名前変えてきたり別なのに似たような名前にしたり、よくわからないことが多すぎる。


  *  *  *


これだけではなんなので。


道中「Parisパイ」というパイ屋さんにも立ち寄った。
店内は甘い匂いに包まれていて、色んな味に目移りする。あれもいいなこれもいいな、でもそんなに食べちゃご飯が食べれないな。そんなことを考えながら5分ほど。



プレーンをお願いしたが、この乙女ちっくっぷり。
生地はサクサクで軽くいただけてカスタードはしっとり、そしてがっつり甘い。中央にパイ生地があって食べ応えもあるが、クリームを楽しんでいる最中に現れるのでちょっと邪魔!と思うことも少々。でもこれによって甘ったるいばかりにならなかったり速攻潰れてクリーム駄々漏れってことにならないので良いポジショニングだ。
価格に対して小さめだが写真を見るとまた食べたくなる中毒性もあるパイだった。

このクリームは絶対にイチゴに合う!!と2人して言い合ってたので春限定のイチゴをプッシュさせていただこう。(確かあったはず)
ボロボロこぼれるので室内で食べるのはお勧めしない。最後の方はどうしても崩れてしまうが致し方なし……ウェットティッシュを持って向かいたいお店だ。

丸きもの天を仰ぎ


静岡の知り合いと行こうとしたけどGWだったので諦めたやつに単身リベンジ。


店内の写真は快く許可してくれたので人のいないあたりを狙って撮らせてもらった。


到着したものは冒頭の写真ってことで。そこから横に倒したものがこれだ。
ボリュームがすごいというか、「どうしよう」と思うし躊躇う。頑張れば倒せるんだが割り方に悩む、丼からこぼれないようにするには……どうすれば……。

ご飯の上には三つ葉が乗せられていてさっぱりとするし、こういうポイントが嬉しいな。でも揚げのでかさに対して微力なので追加したいというのも否定しない。
中身はしっかりした海鮮かき上げかと思いきやあまり具材はなさそう?海老とか玉ねぎとかは入ってるんだが場所が偏っちゃってたのかな、天かすの部分が思ったより多い。

油がガツンガツンと胃を攻撃してきて3分の1くらいでギブアップ。はてさてどうして胃を落ち着けたものかと悩んでいると店員さんがフードパックと袋を用意してくれた。結構いるんだろうか、食べきれない人。
残すなんて勿体ないことしたくはなかったのでありがたく頂戴したが、店内で完食できず誠に申し訳なかった。1人でチャレンジするものではないし朝一に食うもんじゃなかったなと反省。

家に帰ってからだし醤油とお湯をかけていただいたが、現地で茶漬けにできれば完食もできたんじゃないかな。メニューには味噌の入る汁物しか見当たらなかったんだが、おすましもあってくれればなという思いだ。俺ならイカ刺しと一緒にいただきたい。


店内は混雑してるが回転も速く、待ち時間はあまりないようだった。人気だから売り切れるかとも思ったが定食を頼む人が多かったな。
魚河岸店(市場のなかばにある店舗)だけ開店時間が超早いので後に予定があるのならここに直行していこうぜ!

深海魚バーガーも気になったのでまた行きたいぞ沼津港。

エキナカスタンド


ハニーズバーが気になってたので行ってみた。
店舗数が思ったよりないというか偏りすぎではないかこの店は。

とりあえず言いたいのはなんでサイズ設定がLとRとSなんだ。ラージとレギュラー?LRの区別がつかない日本人とか言うだろ。ただでさえサイズ表記は各飲料チェーンでバラバラなのにここぞとばかりにMを抜きやがってミドルにしてくれ頼む!!!!

買ってみたのはバナナ。他の喫茶店でバナナオレ的なジュースを飲んで美味かったのでこちらでいただけるなら嬉しいなーってことで。店頭にミキサーがずらっと並んでて作り置かれてるわけだが、買ったらミキサーを回してくれる。都度追加してるとは思わないんだがどうなってんだろうなあれ。

味はなんかすごい青かったんだがそれは季節のせいってのもありそうだ。夏ならもっと甘いのかもな。しかし氷も入ってるので全体的に薄い感じがしないでもない。なんだか不完全燃焼なので旬の季節にもう一度チャレンジしたい。時期外すとスーパーで買っても青いもんなー。

シーズンで色々出てるので試したいけど高いから二の足を踏んでしまう……桃とかメロンとか気になるんだよなぁ。それ以上に店舗の位置的なバランスと言うかその辺もうちょっとなんか、何かないのか。絶妙な不便さを感じるけどどういう意図なんだ……?

たまにLLサイズとかあるらしいのでその時にがっつりいくのもよさそうだな。たまにといってもグランドメニューには存在するようだが、HP見ても店舗限定とか書いてないんだよな。この店舗ではLLがあるように見えなかったがどうなってんだろ?新木場で見た時は期間限定みたいに読み取れたんだけどなぁ……。

このお店、ジュースチケットも存在する。お得に見えて微妙に使い勝手悪そうに感じたが実際のところどうなんだろうか。差額必要だし期限あるし、同じのリピったり高頻度で朝ごはんにする人にはありがたいのかもしれないがジューススタンドというオシャレ文化自体が謎な人間には実態の想像なんてできやしないのだった。

しかしまぁ……こういうのに触れちゃうとミキサーが欲しくなるなぁ……。