更新するネタがなくて6月のままずっと放置されそうだったので、追加部分を告知して茶を濁す。
ってことで北海道旅記の冒頭に(半年悩んだ末)追加。
ちょっと目を離した隙に湖の端から5mほど内部に行った弟が見事に半身落下した。
まさか網走で割れるなんて思うまい。
食ってみたやってみた行ってみたと追加報告以外の更新しないとなーって過去日記見たけど、半数以上が当てはまるものだったしまぁいいかと思わなくも。
日記らしい日記、ほぼないのな。
更新するネタがなくて6月のままずっと放置されそうだったので、追加部分を告知して茶を濁す。
ってことで北海道旅記の冒頭に(半年悩んだ末)追加。
ちょっと目を離した隙に湖の端から5mほど内部に行った弟が見事に半身落下した。
まさか網走で割れるなんて思うまい。
食ってみたやってみた行ってみたと追加報告以外の更新しないとなーって過去日記見たけど、半数以上が当てはまるものだったしまぁいいかと思わなくも。
日記らしい日記、ほぼないのな。
今年も着々と移動していきます!
昨日の更新で経由地はバレてますしツイートで目的地もバレてるけど見ない振りして!
そういえばこの日は29日です、コミケですね!
コミケといったらもう!
フランスパンドッグうめぇ。
まさか食えるとか思ってなかったよね。
渋滞引っかからないかヒヤヒヤしながら愛知到着。
珈琲飲め無いから試せないぜ!!
路線バスにて船着場へ到着すると、時刻はもうすぐ18時。
2台も増えたバスからぞろぞろと降りる乗客に、乗船受付は大混雑だ。
「乗客名簿を登録した人はそのまま並んで、未登録の人は登録用紙に記入して」何度も繰り返すスタッフさんを横目に列へ並ぶ。
チケット購入時にネット上で名簿登録は済ませてある。あとは支払いに使ったクレジットカードを提示したらきっと恐らくなんとかなる!!
自信半分不安半分で進んでいく。
カードを差し出す「予約番号はわかりますか?」。それはそうだ、あったほうがわかりやすいに決まっている。
わからないと言うと予約時の名前を尋ねられる。名前で照会して、無事受付完了だ。
クレジットカードだけでいいって言ったじゃないですか怖かった怖かった怖かったー!!!
乗り込みますはこちらの「新いしかり」!
2011年3月にリニューアルした船だ。
過去にあちらこちらで紹介された「いしかり」とは内装が大分異なる。
っていってももう2年くらい経つし、既に乗ってる人も少なくないだろう。
入って上を見れば、エレベーターホールはシンプルながら美しい。
前はステンドグラスみたいな感じになってたんだっけ?
行ったことないけど、地中海の沿岸部みたいな雰囲気だな。
早く言えばコートダジュール。色味が。
階段を上がってカフェ前のエリア。
ピアノは航海中に1度だけ演奏が行われる。ね…て…まし…た…。
ソファが置かれたエリアもある。
2日目の朝にはここで寝ている人がいたが、どこからの放浪者だったんだろうか。
2等からの人だったとしたなら、諦めて部屋に戻ってくれとしかいえない。
早くから満室表示だったから、そこしか空いてなかったんだろうが……。だからってここで寝て良い理由にはならん!
ゲームコーナーも広い!が、ゲームは古い!
最近の船ってのは……いいマッサージ機導入してんなぁ……。
こっちは個室エリアへの廊下。なんかお上品。
2人以上での利用が必須なので俺には縁のない場所だな。
しかし廊下がながああああああああああああああい!!!
レストランの入り口はお正月仕様。
閉まっているのに醸し出される高級感。
ラウンジ「ミノコス」。乗船するならショーも見残すことないように、なんつってな。
ステージはしょぼいんだろうとタカ括ってたけど、照明システムはガチでした。防音システムもかなりガチでした。音響システムに至っては5chの気配がしました(映画見てないのでスピーカー位置から推測)。
ここでは映画の上映もするので度々暇つぶしに利用される。
別に、ショーは見るべき!とかそういうのはないんだけど、設備観察するのは楽しいと思う。
海の上はネット回線も携帯の電波も届かない。
いや、22時頃まではかろうじで届いていたが。
せわしないネットのやりとりも、あれを見なきゃこれを見なきゃなんて追われたような生き方も船の上では存在しない。
ここではただ、テレビを見たり、海を眺めたり、のんびり寝たり起きたり、探索したり。
のんびりとした自由を満喫するだけだ。
始発から終点まで、たっぷり39時間の旅を楽しもう。
船内にあるのは、日常とは異なる非現実。
さて、ここで俺の予定を見てみよう。
乗船(19時)→ラウンジ見る(21時)→風呂入る(22時)→寝る(23時)→風呂入る(3時)→朝日をデッキで拝む(5時)→朝日の中風呂→昼まで寝て飯(11時)→風呂(13時)→すれ違い見る(14時)→仙台港着くの眺める(16時)→OPENと同時に晩飯(18時)→風呂(20時)→寝る(22時)→朝日(5時)→荷造り→下船(10時)
……のんびりしろよ……。
当たり前にこの予定は崩れてます。
で、俺が泊まるのがこちらのB寝台さん。
旧いしかりでは部屋に2段ベッドがポイポイ置かれているようなプライバシーなにそれ状態だったのだけど、新いしかりでは上下段互い違いのキャビンに変更。
俺のエリアは端なので個室状態となっているが、基本的に2部屋向かい合わせだと思ってくれればいい。
枕、敷布団はシーツセット済み。掛け布団はシーツなし。
コンセントがライトの下部についているので充電もバッチリ!
部屋の奥から扉側を見たらこんな感じ。
この壁1つ1つが2段ベッドになっているわけだ。
14人1部屋になっている。
風呂は写真撮ってないが、恐らく唯一の未改装エリアなのではないか。
船が揺れるのと一緒にお湯が波打って、湯船を溢れるくらいの勢いに持っていかれたりしながら海水浴気分で温まる。
湯が波打つのを見ているのが一番酔いやすかったので長居はできないな。
港に着く30分前まで、夜中でも早朝でもいつでも入れるってのが大きなポイント。
時間気にせず入りたい時に入れるって嬉しい。
しかも湯上りに海風を船の上で受ける。最高のことじゃないか。
タオルがついてるのは個室だけなので持っていくのを忘れずに。
ここで俺が失敗したなーと思ったのはスリッパを持っていかなかったこと。
使い捨てスリッパがあったのに、ホテルよりも船内のほうが必要になるのは当たり前じゃないか!
流石にスリッパでデッキに出ることはできないが、せめてもうちょっと軽い感じの履物を持っていっていれば。
個室にはついているらしいので、個室のアメニティを見て必要なものを調べておけばよかった!
こちら、レストランのバイキングで使うチケットと、オマケ。
HPにはこれといって書かれてないんだが、船内のインフォメーションで夕食と朝食or昼食のバイキングチケットをセットで購入(3000円)することにより船内利用券500円分がもらえる。
この利用券は売店の他に、喫茶店やレストランで枚数制限なしに使うことができるので「夕食&朝食」を2セット買って、昼食は利用券でいただくということも可能だし、土産を買うのに使うこともできる。
チケットを買わずにレストランでバイキング代を払うこともできるが、現金で払うよりスムーズだし、何よりお得なので俺はコレをオススメする。
これ皆どのルートで知っていくんだろうなぁ。公式に見当たらない。
俺は他の旅行者さんの報告から知った。
給湯器もあるのでカップ麺を食ってる人もちらほら。
ただしロビーで食ってねって話らしい。
おしぼりや、ちょっとした飲み物のサービスもある。
煎茶ほうじ茶水の温と冷。
おしぼりは乗客多いと朝方に在庫なくなってエラー表示になってたり。
レストランのおしぼりも同じものが置いてあるので飯前に自分で発行する。
自販機はちょっと割高。飲み物は余裕をもった本数買っていくべし。
売店でも売ってるけど、そっちでも高い。というか船内物価高い。1割くらい。
自販機コーナーは2箇所あるんだが、全て「つめた~い」。
温かいが一つも無いってどういうことだよ……。
食品の自販機はないし、売店もおつまみや土産物しかないので持ち込んでくるように。
喫茶やレストランを利用するならいらないけれど、安くあげたいならば用意は怠るべからず!
怠りました!自販機の温かいごはんが食べたかったんだ!ちくしょう!!
ランドリーコーナーもあります。
2日乗るからちょっと湿気てても余裕で乾くし、移動ついでに洗濯できるのは助かる!
が、まだ洗濯物がでないので使うことはなく。
2台って少ないんだか多いんだかなー。
フロント横には番組表と上映案内。
壁には店や飲食スペースの開店時間やら到着予定時刻やらのタイムテーブルがずらり。
屋外は24時間いつでも出ることができて、前方以外を見てまわれる。
扉はしっかり閉めないと強風で開いたり閉まったりする。ラウンジの奥の扉がバタバタいってたな……。
夜中は真っ暗になるので、雲が出てなければ星が綺麗だそうだ。
ずっと曇ってて朝日すら拝めなかったので、次はもっと晴れる時期を狙っていきたい。
壁に皿が飾ってあるエリアで一枚だけ毛色の違うものがあったのでパシャリ。
コーランをデザイン化したのがこんなだった気がするが読み方がわからん。
他のは全部似た傾向の普通の柄の皿だったので、これだけ違うのはなんか理由があるんだろうか?
仙台港!
311の影響で、余震が起こり津波警報が出た場合即座に出航するので一時下船はできない。
なので眺めたり、仙台乗船組参戦前に飯食ったり。
この時だけ、案内を流しているモニターが操舵室からの画像に切り替わる。
他のテレビも操舵室からの映像を流すことはできるが、基本的に暗転してるのでつまらんからテレビ流してる。
仙台港につく2時間ほど前に船のすれ違いがあり、俺はそれを心待ちにしていたのだが、対向船が大晦日クルーズのために運航しておらずすれ違いなし。
そういうのは昨晩中に言ってェー。
さぁって、晩飯だ!
このボードのイラストが毎回違うので、利用しない人でも見るべき。
最後の方で気付いたから見逃してしまって後悔している俺みたいにならないように……。
そばとか煮物とか寿司とかカレードリアとか色々あるわけだが、やはり目玉はステーキ!
人気なので列ができたりする。
薄いめの肉に和風ソースで、ぺろりといけてしまう。
添えてるのなんだっけ、ルッコラだっけ。
カイワレ大根とかあったらもっとよかったんだけどなー。あわせて食うの好きなんだ。
デザートはアイスが2種類とパイナップル!
……の他にもケーキとかあったけど、あまり好きな感じのものじゃなかったので黙々とアイスを食う。
このアイス、バイキングアイスっていうらしいぜ。小さいので何度も何度も取りに行ったが後悔してない。
しかしステーキにアイスって去年とやってること変わらn
紅茶は6種ほどあったが、普通なのはなかったな。
ハーブティーとかフレーバーティーばっかりでクセがある。ネタ的には嫌いじゃない。飲めるかどうかは別なのであまり試さないけど。
飯食って買い物して、風呂に入ってテレビ見て外眺めて。
10時着なので荷造りもして寝坊しないように早めに就寝。
そして翌昼。
苫小牧港に到ッ着~!!!
着いてみれば短い船旅だったな、なんて寂しくもあり。
船なんていうもんだからどんだけ揺れるんだろう、どんだけ酔うんだろうと危惧していたが、たまに歩行中ふらつく程度の安定感で波は穏やか。
寝転べばエンジンの振動とともに頭から足先、足先から頭へと揺れる感覚はあるものの、「あー。揺れてんなー」って程度。
ファーストクラスってこんな感じなのかなと考えるくらい余裕があって、船旅なのに空の上にいるみたいな気分だった。
飛行機の高級な席も憧れるけど、船ならこんなにも安く、こんなにも広い乗り物を楽しむことができる。
バスもいいけど、電車もいいけど、飛行機もいいけど……船もやっぱいいもんだな。って再確認する。
色んな方法で国内を旅行できるのは、海に面した国だからこそ。距離のある国だからこそ。
こういう時に強く思うんだ、「日本に生まれてよかった」って。
船って、唯一“湯船に浸かれる移動手段”なんだよな。
いや、介護車は除いて。そこは除いて。入りながら移動しねーし。
苫小牧港からこんにちは、12月31日の日記となります。
31日だけあり、施設内のレストランは勿論やっておらずコンビニが生命線!
バスもすぐくるし、食べる時間なんてほぼないんだけどな。
時代を感じるゲーセンも勿論あるんだが、動いてたっけ?ってくらい人が寄ってない。
テレビも一台動いていたが、節電のために他は動かず。
FREESPOTとしてwifiは飛んでいるようだが、パスワードを案内で受け取らなくては使えない。
そんな案内も車両保険の申し込みで手一杯で声をかけられないわけだが……。
審査があるわけでもないのに何故配布なんだ。何故。
他ではあまり見かけないか?自転車の貸し出しもある。
季節限定なので今は使うことができないが、時期をあわせれば自転車を借りて待ち時間にうろつけるって面白そうだな。
あれ?でも船旅って結構荷物でかいもんだけど、どこに置いていくんだろう。
コインロッカーが一応あるんだったか。
青エリアが貸し出しの分で、黄色いところが駐輪所らしい。
ここに駐輪しておく人ってーと働いている人くらいしか浮かばないんだが、そういうことなんだろうか。
札幌行きのバスに乗って移動するぞ!
苫小牧の雪は南部だけあって薄い。といっても山の方に入れば流石に真っ白の雪国って感じがするな。
運が良ければ狐が見れそうだが、頑張って探したけど見当たらず。見たかったなー。
高速を1時間と少し、お昼をまわって1時になった頃にバスは終点へと到着する。
バスターミナルは人に溢れ、スキーリゾートに行く人や買物から帰ろうとする人。色んな人たちが自分たちの乗るバスを待ち構えている。
つまりようは狭いわー。ってことで。
荷物出したり地下への階段があったり自販機があったりするところを通ろうとするんだから、そらそうだ。
散歩も兼ねて地上をゆく。
地下鉄乗ったほうがいいと聞くけど、知らない町を数駅闊歩するのが俺は好きなんだ。
地図は頭の端に最小限。地域によって違う道のつくりかたを楽しむ。
札幌は大きな地下道もあって皆そっちを通るらしいけれど、高く開いた空と風を感じたいから使わない。
普段見れない世界だから、最初の印象を大切にしたいんだ。
こういうのってどの時点から放置されて何日で埋もれるんだろうかってのすらわからないんだが、たまによく見る光景。
持ち主ってどうしてるんだろう。
除雪もされないから冬の間は放置になるんだろうか。
乗るのも滑って危ないし、使わないから不便はないってことなんだろうか。
いやいや、降るのわかってるのに放置してるあたり撤去される運命の子なのか?
わからん!北の大地わからん!!!
荷物も邪魔なので、さっくりとホテルにチェックイン。
すすきのに取ったが、怪しいお店は言うほど多くなかったあたり、まだエリア外な場所なんだろう。
使う予定はないし、そもそもなんか年末年始休みらしくシャッター降りてたな。
年越しそばも兼ねて札幌ラーメンを食いにいくぞー!
ホテルから程近い「賽龍」さんが早い時間から開いているらしいのでいってみよう。
なんかフリーのるるぶ読んだ感じ17時開店の店が多いみたいなんだが、地域性ってやつなんだろうか。
閉まってるーーーーーー!!!!!!!!!
おかしい、るるぶには「無休」って書いてあるのに!おかしい!!
しょうがないので他の店を探してみるも他でみたことのある店が多く、ラーメンの気分だからそれ以外ってのも。
うろうろしながら新ラーメン横丁へ。
看板が見えたので入ったが、気付かなければ食いっぱぐれてたなこれ。
赤レンガさんの「赤レンガラーメン(1200円)」。塩。
札幌ラーメンってのはめかぶが入ってるのが特徴なのかな?
葉の部分と違ってシャキシャキ重視か。
味噌食えって言われそうだけど、麺モノの味噌は申し訳ないけど食えないんす。これで食ったと言えるのかどうか。
ボリュームたっぷりで薄いチャーシューがポイントか?卵も味つきじゃないのが珍しい印象。
コーンが沈まないようにチャーシューに乗ってたりとか、バターでこってりするのかなと思いきやそんなことなかったり。
ものっそいあっさりなので味噌入れるために他の味がぶつからんようにされてんのかな。塩だと物足りないかも。
しょうゆもあったらしいし試してみたかったな。
北海道はご当地グルメが多くてラーメンはこれしか食えてないんだけど、どうせするならグルメでもどれかに絞って食い比べしたほうがいいんだろうな。
色々食ったほうが印象も「札幌ってこんな味なんだな」と決まらないし、店のこだわりも理解できるだろうからなぁ。
次は3店くらい食いまわりたい。日を分けて。
前述したとおり、今日は大晦日。
買い物をして部屋で宴会しつつガキ使を見て一年を締める。
雪とともに過ごす最後の日、非日常感を噛みしめつつ布団へと沈んでいくのであった。
暖房あっちぃ!!!!!!!
——————–
音楽ページに3曲追加。
安宿に札幌オリエンタルホテルとチサンイン札幌を追加。
愛知いったときに気付いたけど、駅前のホテルが2000円台だったのであちらも試していきたい。
あけましておめでとうございます、元日の日記一本目となります。
成田山人いっねぇ!!!お守り売り場もどこだよ!
おかしい、大手の寺のはずだ。寺だからか!?
一泊だけ利用したホテルをチェックアウトして次のホテルへ。
歩いてすぐなので荷物を先に預けてしまおうという魂胆だ。
時計台さんをチラ見しながら北上する。
苫小牧港から札幌駅へのバスの中で見たが、その後位置がわからなくなっていた観光スポット。
テレビ塔からすぐってのも覚えてたし、真横を通ったし、バス停が「時計台前」なんてわかりやすいもんだから簡単につけると思ったんだが……。
肝心のバス停からの方向がわかんねぇってどういうことだよ。
路線バスの通過道だから大通りだと認識してたが、大通りと大通りの間の中通りじゃねーか!騙された!
しかしやはり名所、前を通るたびに人がいるなぁ。
ホテルに荷物を預けたので地下鉄へ。
祝日も使えたドニチカ切符。
安いが札幌は地下鉄自体安い……というか、観光先が中心に纏まっているので使わなくてもって感じ。
俺として声を大にして言いたいのはsuica使えんじゃん!!!なわけだが……。
くっそ、置いてきたわ。くっそ。
電車が来る頻度も低いので、近場なら歩いたほうが億倍早いってのもな。
滑って危険だから電車かタクシー!ってのも、地下発展のおかげで言うほど危険さがなかったんだよなぁ。
新さっぽろあたりまで行くなら話は別なんだろうが、サイゼに行く用事とかなかったんで……。
本日の朝ごはん。朝ってこれといって現地限定のもの見当たらないよなー。
ということで食わないでいるという手も考えたが、出先の駅出口で良い感じのとこを見つけて購入。
北海道の地域限定パン屋?ケーキ屋?morimotoの量り売りパン。
右上がベーコンを練りこんだ、右下が枝豆を混ぜ込んだポンデケージョみたいなパン。
左上がメイプル、左下がチョコ。お試し感覚で1つずつ買ったが、全部うめぇ!!苫小牧から札幌~大晦日の数時間~(1/9)
メイプルはもちもちしてて右のやつらと似たような感じだけど、チョコのはほろほろ崩れてお菓子っぽさが強いな。中のクリームも控えめでくどくない。
価格は量り売り。
買ったはいいが、雪のせいでベンチ使えないし、雪のせいで食いながら進めないし。食事難易度が地味にあがってやがる。
気にせず食いますけど。現地の人って買い食いとかどうしてんすか。
そんなはしたないことはそもそもしない、ですか。……はい。
本日の目的地、円山動物園到着!
駅からそこそこ距離があったなぁ。バス使うべきだった。
雪でテンション上がったんでなんてこたーないけど。
円山動物園は最初から来るつもり満々だったが、三が日無料でラッキー!
お隣に人気の神社もあるので、初詣ついでに来ている親子連れなんかも多いな。駅が人で溢れるわけだ。
時計回りに見ていく、最初は鳥コーナー!
皆さん縮こまっていらっしゃる中、イヌワシさんの羽広げサービス!
くるっとまわってポーズ決めてくださるとか、マジイケメン!!
コンドルさんは温かいところで本気出す子みたいなので迫力はイマイチだった。
でも猛禽類かっこいいよ。でかくてりりしくてかっこいいよ。
かっこいいよ。
ふれあいキッズエリアことこども動物園。
触れるのはこちらの羊とミニチュアホースだったかの屋外の方々のみだった。
リスの放し飼いをしている小屋があるんだが、放たれてるのが1匹だけだったので見つけるとか無理ゲー。
ところでこのコーナー、雪のすべりどめになってるのって動物の……。いや、有効活用だな、うん。
続いて熱帯動物館を見たが、当たり前に大半が室内へ。
室内だと柵が邪魔で上手く撮れなかった。
あとなんか一部コーナー見れなかったりとかな。
動物園きてバク見れなかったのは初めてだ。
キリンでけぇ!って言いたかったけど餌タイムで頭下ろしてやんの。でかくねー。
動物の見当たらない屋外エリア散策しながらついでにおやつタイム。
パン買ったのと同じ施設でいきなり団子が売ってたので買ってみた。栗入りで157円。
人の多い出口を避けようと手前で出たのが正解だったな。人波に流されてたらおやつどころかメシがなかった。
蒸かしたての温かいものを購入したんだが、さすが雪の中、だいぶ冷たくなってるな。
温かいのを食べてこそのいきなり団子なんだよ!やっぱうめぇ。
そして食ってる間中ずっとついてきたのがこちらの
カラスさん。近いよ、大人しいよ、やらねぇよ。
生地がもちもちするから危なくてあげらんないんだよ、ケチとかじゃなく。
ラップ食われてもいかんし、やらないのは優しさなんだから待機されてもいかんもんはいかんの!
食いきったら寂しげに去ってくし、なんなのきみ!
後ろのカップルに笑われたじゃないか、なんなの!
海獣舎は少なかったな。ペンギン別枠だからか?
ゼニガタアザラシさんとゴマフさんだけだった。
なお、ここでゼニガタさんが背面泳ぎを見せてくださいましたが後に引いたおみくじで「ゼニガタの背面遊泳を見れたら金運アップ」とあったので期待してます。
狼舎はさすが大人気。結構な数もいたし、見ごたえがあったな。
先頭の奴、俺が見てるんだか、見られてるんだかわからん表情でチラチラされた。
アイツ絶対人語喋るだろ。
エゾヒグマ館とやらに行ったところ、奥に引っ込んでいたようで見れず。
悔しい思いで熊館に向かうと、産後のため施設閉鎖。
おいクマどこにいんだよクマ!!!!
涙を隠し、最大の目的である爬虫類館へ。
蛙を全力でスルーして蛇・爬虫類を見るぜ!
蛙は鱗装備してから出直せ。
事前調査なしで一番のツボだったのがこちらのアルマジロトカゲさん。
中二心がビンビンに刺激されるぜ……。
なんだよこのトゲトゲ鎧……つぶらなのに釣りあがった目に、絶妙なカラーリング……。
ドラゴン族って感じでやばい。
干支である蛇からは一枚。アルビノのマムシだそうだ。
よくまぁ生きてこれたもんだなコイツ。短命とも聞くし、見れてよかった。
しかしマムシ感のなさったらねーな。
他にも色々いたし、干支だし優遇したいところなんだが冬なので巻いてたりとか蛇って閲覧注意動物にあたるから、あまり出すのもどうかなって意識で倉入りを……。
サラマンダーとか……サラマンダーとか出したいよ!蛇じゃないけど!!オビタイガーサラマンダーさんきもい。
マツカサトカゲのツチノコっぷりとかコイチョウイボイモリさんのオシャレ感とか、伝えたいこの思い!
円山動物園公式HP見てください!
レッサーパンダ館。
これのためにここに来たと言っても過言ではない。
超近い。レッサーパンダが超近い。でかい。
常に人が絶えない。そして部屋が狭い。
サービスいいしなぁ。そこに何があるんすか。
レッサーパンダってほんとに立つんだなぁ。風太くんってどこだっけ。
なお、クマは無事こちらの隣部屋で寝ているのを見ることができました。
熊分が圧倒的に足りねぇ!!!
ユキヒョウさん。
この動物園ってひとつの種類がいくらか数いて、それが嬉しいな。
おかげで元気な子と、昼寝中の子が見れて満足度高い。
虎さん、なんでそんな奥の方でたまにこっちを伺うんですかー。
見える位置なのが優しさなんですか?そうなんですか?
ツンデレってやつなんですか?嫌いじゃないです!
スローロリスってのが珍しく居るから見なさいって言われてたんで見てきたが、夜行性動物なので部屋が暗く写真が見えず。
事前に動画で見たスローロリスさんは動作がものっそゆっくりだったからシャッターチャンスなんて余裕だと思ってたのに、暗い中地面を走る様は普通に早くて驚いたというかがっかりしたというか。
もうちょっと遅くていいのに。
ぐるっと見てまわったあと退園し、最初にパンを買った店まで戻って翌日の朝飯を調達。
同じ施設内にグルメシティがあったので、ついでに飲み物などを買いに入店。
くじら肉って本当に、売ってるところには売ってるんだなぁ……。
食いたかったけど、地下鉄に乗ることと刺身なこと、調理場がないことから断念。
札幌駅に大丸あったけど、そこで売ってたもんなんだろうか?
もっと調べておけばよかったな。食品売り場があったかどうかも見てねーや。
貝類も充実してたし、正月だからなのか知らんが羨ましい陳列内容だったなぁ。
肉エリアは見てないんだが、そこも多少変化あったのかなと思うと、もっとちゃんと見てくればよかった。
こういう、日常生活に潜む差とかも見所だよなー。
きたぞおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
雪印パーラーだー!!!
アイスうまいらしいな!パフェ!パフェ食うぞ!
どれにしようかな、ティラミスパフェってどんなのかな?
なんたらjrってのもネタ的にはよさそうだな!
うわー何にしよう!何にしよう?!
スノーロイヤルスペシャル。
雪印パーラーでのみ食べることのできる、こだわりに拘り抜いたアイス。
それは天皇皇后両陛下のために作られた、特別な味である。
まぁ今通販できるんだけどな。
そんな私もおじいさん、孫にあげるのはもちろんヴェルダースオリジナル。
しっかり泡立てたきめ細かい生クリーム(微糖)をアイスにしたような感じ。
優しい口当たりで、もったりしていて、これはアイスなのか?チーズじゃないのか?って感じ。
盛り方も上品だし、通販で頼んでも店で食うほどの充実感を得ることはできるのかってのは自信はあまりない。
食べた当時は「これっきりでいいな」と思っていたが、今じわじわ食いたくなってるので癖になる味。
パーラーを出てみれば外はもう夜。
流れで飯でも食いにいこう。
そうだ、ジンギスカンの店があったな。年中無休とあったし向かってみよう。
初売りのため当デパートは2日の午後から開店します。
またかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
ちくしょうこうなったら
道内チェーンっぽい店で飯。
海鮮丼をウリにしてるので海鮮の店かと思ったら居酒屋で身構えた。
サーモン丼を頼んだらガッツリ色々ついてきて、この時点で結構腹いっぱい。
味噌汁が実家と似た味で落ち着く。
ジンギスカンも注文!
なんかちょっと悔いの残るジンギスカンとなるが、食えるタイミングで食っておかんと。
しかしお通し+サービス料で700円くらいプラスついて痛い出費に。
お通しだけだと思って油断してた。
そんな、札幌駅まわりでも5店舗以上あってフリー情報誌に載ってる店がサービス取ってくるとか思うかよ。
会計見てびびったぜ。
なお、翌日は微熱出してまさかの旅先ダウン。
札幌駅でうまいもん食ってうろうろしようとしてたのに、腹減らないわ体力ないわの違和感オンパレード。
「あ、これ無茶しちゃいかんな」って、ダイコクドラッグの世話になって栄養ドリンク突っ込んで、水とポカリで体内水分を入れ替えながら暖房を効かせた部屋で加湿も頑張りながらのガチ療養。
俺家でもこんなガチ療養したことないんだけど……。
セイコーマートさんの惣菜に助けられたりな。量少なめの弁当売ってたのが食いきりサイズになってくれて丁度よかった。
2日はテレビ見るもんほぼなくて療養に向かなさ過ぎた。
動物園だからってはしゃぎすぎたんだろうなぁ。バカだから引く風邪ってもんがあるんだよ。
1月3日。現地に住む友達と飯いってきました。
さすがに正月だから会うの無理だろうって、予定隠してたんだけど「3日?オッケー☆」って言われたのでここぞとばかりに。
2日に無理して治してたのはそういう理由。
治らなかったらキャンセルしてたけど、無事熱引いたのでお邪魔さん。
予定は昼からだったので札幌駅ESTA10Fだっけな。スープカレー屋さんに特攻。
開店11時だかでお客が出てこない。集合は13時。12時になってもまだ出てこない。なんてバカなピンチもしたけど無事ありつけた。
メニューを眺めていると、エゾシカ肉角煮カレーなんてもんがあったので狙っていったのだが売り切れ。
まじで?開店してまだ何人目だよ。用意できなかったとかじゃなく?
夢敗れてスタンダードにチキンカレー。
よくわからなかったので中辛中ライス。ランチタイムなのでジュースサービスだったのでパイナップルをオーダー。
中辛で辛さレベル3なんだが、上限50ってどういうことだよ。
スパイスが効いているので好き嫌い分かれると聞いていたので恐る恐る。
カレーは甘いな。でもスパイスで後からピリリッとくる。体が温まるのを感じる。なるほど、北海道向けなわけだ。
ピーマンが生ってところに驚いたが、カボチャは甘いし人参はしつこい甘みもないので食べやすい。
キャベツがご飯のおともにするには難易度が高いけれど、スープはごはんにピッタリ合う。
鶏肉がよく煮られていて柔らかいのも好印象だ。
初めて食べるものに1人で行ったので悩んだことなんだが、これはご飯を掬ってスープに浸して食べる……でいいんだよな……?
かけないよな……?
ご飯は中サイズが200gってことで、多いなぁ。
このカレー皿もだいぶ大きいんだが。
あとあの、レモンって何に使うもんだったんだろう?飾り……?
なんとか12時45分に食べ終わり、来る際と異なる道を使い待ち合わせ場所へ。
5分で着くだろうとタカを括っていたが、13時丁度についた。さっぽろえきこわい。ひとおおい。
合流した友の買い物をチョロっとついてまわった後、デパ地下でケーキを物色して友の家に移動。
お忙しい中おうちにお邪魔して紅茶をいただきつつ優雅にティータイム。
すみませんメシ食うだけだと思って適当に予定つくっててすみません!!
お邪魔ついでに、友の名言Tシャツを奉納。
先月の劇団打ち上げで着てったものであり、友は劇団OBである。
ネタで作って爆笑していただいたものなのでよかったです。また改めて自分の作ります。
時計が17時を指し、晩飯にもいい時刻だろうと家をあとにする。
「とりあえず肉だよね」
無言の連携が俺たちを包んでいた。実際は声に出して肉肉言ってた。
そう、今日は肉を食う会なのだ。事前から決めていた、肉のためだけの集い。
昼に鹿肉を逃したことを報告した俺に、友は言う。
「牛角に……鹿肉があるんだぜ……」
うお、まじだ。
牛角に地域限定メニューがあるとか考えもしなかった。
鹿肉はなんていうか、さっぱりしていたな。
柔らかくてすぐにほぐれる、食いやすい肉だった。
他の店よりありつける可能性は高いので、メニューと在庫を確認した上で牛角、ありだと思います。
折角旅行したのに、牛角とか近所にもあるじゃんwとか言っててすんませんした!!
なお、この“自然商品屋でハンドクリーム見て、ケーキ買って優雅に食べて、牛角でシメた”ということを友が仕事先の女子に「女子力アップツアーしてきた」として伝えたら「最後ので台無しですね」と言われたそうだ。
ですよねー。
早くも最終日。
ホテルに荷物を預けて、一路南へ向かった。
どん。
どどん!!
友の薦めで二条市場にやってきました。
どんぶり茶屋さんの丸鮮丼、2880円だ。
ここは市場の路地の中にあり、入りやすさもあってか満席になっていた。
濃厚な車海老。
臭みがなく甘いウニ。
醤油で誤魔化していない薄味だが、それが食べやすさになっているイクラ。
滴るんじゃないか?って思うくらい中に汁を含んだカニ。
赤身と違う口当たり、筋が邪魔をするが、何枚でもいけそうなまぐろ。
とろけるかと思われたが、実は真逆。いくらとともに食うとさらに引き立てる正に親なサーモン。
甘みは薄いが、口の中で踊るように噛むほどぷりぷりさを主張するほたて。
新鮮ですりたてなのか、辛さがピリリと舌を刺激するわさび。
そして、カニのうまみが存分に染み出た、まるでカニそのものを飲んでいるかのような濃厚なカニ汁。
カニ汁だけぐいぐいいけるくらいに一番うまかった。
ウニは時化で色が悪いですがって言ってたけど、色を気にできる地域に住んでないからな。
うまければそれでいい。色までよかったら勿体無くて、完璧すぎて怖いくらいだ。
タラバ棒がやってなかったのが残念。
あと、うっかりここでエビ食べちゃったからエビ分が足りない。エビ食いたい。
そういえば北海道でエビメインって聞いたことないな。
完食して二条市場を後に。ネタでトドとクマの缶詰買ったけどそんくらいか。
アザラシカレーとかあったけど、ほんと缶詰土産が斜め上な県だよなぁ……。そういうとこが好きなんだけど。
荷物を受け取って札幌駅へ。
ここから小樽駅へ移動しt
トワイライトエクスプレスさんだ!!!!!!!!
渋い緑の車体に金のロゴ、間違いない。かっこいい!
ああ、実物見たの初めてか。いつか乗ってみたいもんだ。
出発前にいいもん見れたな~。
満員の車内。
当たり前だ、小樽行きは空港快速。人の多い場所から人の多い場所に向かうのだから。
電車は北へ。電車は西へ。着々と移動を続ける。
札幌から北へ行けば見えるもの、小樽にあるものといえばそう。
海だ。…………って何この海こえぇ!!!
なにこの、足つけたら攫ってくれるような波。
こんなんで本当に無事に小樽に着くことが
できました。
雪の中、荷物は邪魔になるだけなのでコインロッカーに突っ込んで観光だ。
線路は埋もれてしまっているけれど、線路跡。
あまりに自然にあるもんでスルーするところだった。
線路の上を歩いてみる。といっても肝心の線路は見えないわけだけど。
何人かの人が同じように歩いた形跡がある。
その中でも一番遠くに足跡を残してみた。
また、次に来た人がおれより先にいくのかな。なんて、一時だけの一番を噛みしめて。
次はどこにいこう。
観光船なんてものがあるようだ、乗れたら寒いだろうけど楽しいだろうな。
デスヨネー。
観光船船着場から裏手へ。
波止場の端が見えなくて、下手に動けば海に落ちてしまうだろう。
誰もいない場所でそんな恐ろしい真似はさすがにできない。
付近についている船は、その体に3本の青いラインを印している。海保の船だというのが一瞬でわかる。
ならば安全なのではないかと思わなくもないが、人の気配のしない船では意味が無い。
適度な距離をもって海を眺める。冬の海とは、そういう関係でいい。そういう関係がいい。
東に向かって進むと、自分以外の足跡が見当たらない。
ここまでくるような人はそうそういないのだろう。雪独り占めし放題だ。
俺がここにきたって証を、雪だけが知っている。
なんだかロマンチックじゃないか。
昔は定期運行していたのだろう、少し離れた場所にあるし駅までバスでも出てたのかな?
単にいらなくなったのか、それとも問題が起きたのか。
わからないけれど、運行しなくなったのは遠い過去ではないだろう。
もしまだやっていたのなら、旅路に入っていた可能性も僅かながらあったのだろうか。
…………高いし、ないな。
雪捨て場とか見れるもんでもないのでテンション上がる!
雪のせいで海水の温度が上げられなくて表面が凍ってたり、何度押し込んでも押し込んでも減らない様とか、背に積んだ雪をひっくり返して落とす様とか。
いや、まさか実物見れるとか思ってなかったから。
こういうとこ、子供とか好きそうだよなー。俺もたいがい好きだけど。
思えば遠くに来た気がして南へ戻ると、そこはちょうどメルヘン交差点。
日本のような、日本じゃないような、様々な雰囲気の建物が並んでいる。
ど真ん中に溢れ出す出石感が全てを破壊する様は中々面白い。
そういえば、夕張メロンソフトとか北海道のアイスを食べてない。
目の前に飛び込んだ看板に、自然と足が向いていた。
腕は扉にかかり、思い切り引いて。気付けば口からは言葉が発されていた。
「ください」
「生チョコソフト」
あ……あれ?
銀の鐘1号店さんの棒状の生チョコが入ったソフトクリーム。350円。
350円でこれは安いわ。
ただ、上にかかったココアパウダーのせいで食べる際に吸ったら気管に入る。
わかってて吸うんじゃねぇ……俺は……バカだッ!!
店を出たら少し路地奥へ。
電線があるのがいいのか、電柱で台無しになってるのか。
よくわからない絶妙な配分。
わかることは一つ。「雪が似合う」ってことだけだな。
少し坂を上ってみる。ぶっちゃけ道を間違えたんだけど。
上から見る景色も良い。
この雪の中、坂を毎日のぼるのは大変だろう。
そりを楽しめるってのはあるけど、それ以上に苦労があるだろう。
それでもこの景色を楽しめるのは羨ましいなと思ってしまう。
駅へ戻る間にも店はいくつもある。
中でも目立つ看板で、ユーモアに富んだ“観光地ならでは”な店がある。
「お父さん預かります」
メルヘン通りと言うだけに、お父さんには居づらい場所なのだろうか。
オルゴールやクリオネに、お父さんは興味を持たないからだろうか。
寒いところで待たなくていい、いい商売だしいい宣伝で、今で言うWIN-WINな関係のお店なんだろう。
この店があるだけで雰囲気が懐かしくて小慣れた感じになるので、ずっと続いて欲しいものだ。
……俺もいつか預けられる身になるのかな?
ぐるりとまわって、時間余裕だけ見れば天狗山に行ける気もするのだが天気は吹雪。
夜景ってレベルじゃねーなと、駅のコインロッカーから荷物を取り出す。
遅れる前に港へ行ってみたが、人は10人いるかどうか。
見所も特にない様子なので、再度コインロッカー(今度は小樽港のだ)に荷物を詰め込んで、身軽に戻って散歩に向かう。
バスの中で見た場所に向かってみたいと思ったんだ。
ということで新南樽市場にやってきました!
やってませんでした!
悔しい……。またこのざま……。
悔しさに任せてそのまま南下。飲食店は周囲に丸亀くらいしかないのかな。
うーん、何か。
と、左に目をやった俺の視界に飛び込んできたものは。
最後の観光先がぶっこふってお前よォ……。
存分に時間を潰して帰ってまいりました小樽港。
でも散歩前の写真だから待合ガランとしてるんすけどね!
帰ってきたら座るとこなかった。100人もいなさそうなのに恐ろしい。
小樽港のゲームコーナーは2Fにあり、両替が必要な場合はここを使おうってくらいにロッカー前に両替機なんてなかった。
ゴルゴ13とか、こういうとこでしか見ねーよ……。
今回、大時化のために船の到着が遅れて乗船も2時間ほどずれこんでいる。
乗客は多くないので乗り込み次第出発。予定時刻からのズレは言うほどないんだがな。
それでも21時半に乗り込めるはずの場所に23時半まで待機は……つらい……。
しかも準備間に合わなくてさらに15分ずれ……ねむい……。
ちょっと言いたいんですけど、ね。
乗船開始してから列並ばせてエスカレーター上らせるよりね、準備遅れしてる間にエスカレーター通過を済ませる程度はできたんじゃないかなって……ね?
いえ、理由があるんでしょう、わかります。わかるんですけど。
遅れに遅れて乗船開始してから、チケット確認したりなんだりで詰まるようなものを、危険だから区切り区切りでのぼらせるよりはですね。
乗り口前の長い廊下で待たせるという手があったと思うんですよ……。動く歩道、止めてさ。
エスカレーター上がったところで立ち止まる人がいるんすよ、列こぞってまとめて上がってる時にやられるのは怖いじゃないですか。
いやちょっとね、目の前でやられましてね、エスカレーター上がった直後に立ち止まって階下のご友人に手を振るカップルがいましてね。
俺の後がちょうど区切られて、続いて来る人がいなかったからいいもののっすよ。
スペースいっぱいあるのに一番危険なところで立ち止まるんじゃねーよってちょっと、心の底から、はい。
大荷物持って動いてること、きちんと意識してください。小学生のお子さんが祖父母に手を振るとかならいいですけど、少なくとも大学生以上の年齢の人間がすることじゃねーだろって。
ホール。うーん、ちょっと圧迫感。
そういえばこの船、乗り込むときに室内に直接インするんじゃなく、タラップ通ってまずは船の外に足を踏み入れる。
なので足元には注意とか、寒いとかあったりする。
階段吹き抜けの飾りつけが正月にあわせてたりして好感が持てる。
ちなみに今回乗ったのは「はまなす」。
本日のお宿はこちら……。
いや、俺のベッドは逆なんだけど、うっかり写真撮る前にセットしちゃって。これ逆んとこです。
太平洋フェリーさんはシーツもセットされた状態での対面となるが、新日本海フェリーはシーツ類はセルフでセット。
出発までの間隔が2時間しかないからS寝台以下の世話を焼く時間なんてないんだろう。
敷布団はいいが、掛け布団シーツはどう使えば……包めばいいのか?枕も被せるといいのか?
適当にフィーリングで試行錯誤することになる。
掛け布団がシーツつきってところが大きな差かな。
太平洋さんは掛け布団にカバーがなかったので、そこが気になる人は嬉しいんじゃないかなー。
あと、棚が足元にあるので物を乗せて邪魔と思う部分が少ないのもこちら。
寝転びながら本を読んだりして、腕を伸ばすだけで棚の上に置けるのは太平洋さん。
新日本海さんはフックがついてるってのもポイント。
コンセントは横、使いづらさ満点。どうしてこうなった。
いや、あるだけでもありがたいです。
ところでこのベッド、木でできてるので軋んで結構うるさい。
耳栓が欲しいような欲しくないような、微妙なところだな。
特に今回は時化ってこともあって、揺れ幅が大きかったから尚更だろう。
自販機が豊富、価格も陸と同じ。
なにより、旅の醍醐味といえるホットフードの自販機があるってのがいいな!
行きで期待してたのになかったからなぁ。やっと出会えたって感じだ。
この船、乗員が少ないのかレストランや売店の営業時間がとにかく短い。
なので自販機もたまに売り切れたりする。
売店にしか売ってないものもあるので、開いたらここぞとばかりに寄っていこう。
売店といえば、小樽港の売店とレストランも開くの遅かったり閉まるの早かったりなので、やはり買い物は事前に。
小樽駅の前に長崎屋があるので、最終購入地はそこでいいと思う。
文句いうけど、小樽港売店さんは営業時間より遅くまで開けててくれたんで感謝しています。
カフェの前にある飲食スペース。
レストランは見に行けない雰囲気だったので撮ってないが、定食屋みたいなセルフでおかずを選んで会計する仕組みのようだった。
1時間ずつしか開いてないみたいな表示だったけど、ラストオーダーが開店1時間後なだけで食べるのはもうちょっと余裕あるのかな?
ちなみに船内のテレビは個室、S寝台を除くとこのエリアのみ。
テレビの前に舞台があって、催し物もここで行われる。
ビンゴゲームがあったが眠気に負けてました。
今回唯一出れた屋外。飲食スペースの右手奥にある。
海が荒れてなければ側面にも出れたんだが、危険ってことでケツの先だけ開放って状態だった。
出発時には積もっていた雪も、到着時どころか翌昼には溶けてしまってて残念なような、滑らなくてありがたいような。
緊急用のヘリポートがあるってのが、船の大きさを感じさせる。
マッサージ機は壁に隠された小部屋に3台。
なんでこんな隔離されてんだろ?
コインランドリーはトイレの中に設置されている。
中っていっても個室ってことじゃなく、洗面台の奥。男女分かれて5台ずつ、かな。
ベンチも置いてあったりして、ここだけ海の上じゃないみたいな気分だ。
しかし5台とか、多いなー。
マッサージエリアと売店の間をいくとゲームコーナーがある。
相変わらずの前世代機。
今は携帯ゲーム機も増えたので、ここで入っているゲームに文句をつける人どころか、利用者も減っているんだろうな。
このまま利用されなければ、アーケードゲームは台数がどんどん減るんだろうなと不安な気分。
奥にエアホッケーも1台設置されている。
卓球やエアホッケーは携帯できないから安泰だろうな。
施設には風呂もあり、お客が行きと違って少ないので独り占めできてヒャッホーイ!!ってなもんだが、さすがに写真はなし。
脱衣所が狭めで、浴槽は2つ。
なんといってもここの売りはサウナだろう。
サウナのついた船なんて、そうそう乗ることができないからこれは使っておかねば!
蒸気タイプで温度は50度。普段銭湯で使っているものより湿度が高い気がする。
タイル張りだから湿気を吸収するものがなにもないんだろう。清掃という視点では便利そうだ。
こちらの風呂も、出航から0時半までだとか、翌日は18時までだとか、利用時間が短い。
夜中に使わせてサウナで倒れられていたら大問題だし、運行間隔が短いのも理由だろう。
キツい時間管理の上で、利用者の満足を考えて可能な限りの設備を整えたんだろう。
今維持させている船員、関係者の皆さんにも、この船を作ろう尽力尽くした人たちも、皆の力があってこそまだ運行していられるのだろう。
本当に、今まだ動いてくれているというだけでもありがたいことだな。
船を降りてバスに乗り換え。
2時間ほどかけて神戸方面を通りながら大阪「なんばOCAT」へ向かう。
路線バスなので東舞鶴駅、舞鶴駅で人を乗せて高速へ。
前後間隔広々な3列シートでトイレつき。おしぼりもご自由にといった感じ。
予約制(席が空いていて、舞鶴港からの利用者がいれば乗れることもある)だが、船が大幅に遅れたら置いてかれます。
舞鶴にバスがつくまでに追いつけるようにタクシーを手配します!とは言っていたが、できれば遅れないでいて欲しいものだ。
今回は「遅れる可能性がある」と乗船受付で言われていたのでハラハラしたぜ。
予約は事前にできなければ、船の中で正午までであれば受け付けているので乗船後にお願いしよう。
舞鶴に積もる雪を見て、名残惜しい気持ちを抱えながら船とお別れ。
ありがとう新日本海フェリー、ありがとう「はまなす」。
大きすぎて入りきらねぇよ。周りなんもないよ。
いい船旅だったとは思うが、もう利用はしないかな……。
出発、到着時間を前に2時間ずらしてくれればいいのに、夜中発夜着だからな
航路使用においての取り決めかなんかあるんだろうなーとは思うが、夜中まで小樽港で待つのとか、到着してから余裕のないスケジュールで動かないと帰れないとか、利用するには配分が厳しすぎる。
あと30分ずれるだけでバス乗車に対しての不安がなくなるのに、15分遅れたら厳しいというのは安心して乗ってられない。
使うなら行きかなぁ。
小樽で宿取ってれば歩いてでも辿り着けるし、舞鶴に着くよりは近隣の繁華エリアが近い。
バス乗れても、バス降りてから終電があると落ち着かないので帰路には。帰路にだけは使わねぇ!!
すごい船だってのも、存在することに感謝するべきってのもわかるんだ!
だけど帰路だけはない!!終電まで10分ないとかさすがにちょっと、ない!!
これ乗れなかったらどう回避すりゃよかったんだろ。京都まで出れないからもっと北で泊まれるところ探さないといかんのか。
完全無策だった。危ねぇ……。