新日本海フェリー乗船

存分に時間を潰して帰ってまいりました小樽港。


でも散歩前の写真だから待合ガランとしてるんすけどね!
帰ってきたら座るとこなかった。100人もいなさそうなのに恐ろしい。



小樽港のゲームコーナーは2Fにあり、両替が必要な場合はここを使おうってくらいにロッカー前に両替機なんてなかった。
ゴルゴ13とか、こういうとこでしか見ねーよ……。

今回、大時化のために船の到着が遅れて乗船も2時間ほどずれこんでいる。
乗客は多くないので乗り込み次第出発。予定時刻からのズレは言うほどないんだがな。
それでも21時半に乗り込めるはずの場所に23時半まで待機は……つらい……。
しかも準備間に合わなくてさらに15分ずれ……ねむい……。
ちょっと言いたいんですけど、ね。
乗船開始してから列並ばせてエスカレーター上らせるよりね、準備遅れしてる間にエスカレーター通過を済ませる程度はできたんじゃないかなって……ね?
いえ、理由があるんでしょう、わかります。わかるんですけど。
遅れに遅れて乗船開始してから、チケット確認したりなんだりで詰まるようなものを、危険だから区切り区切りでのぼらせるよりはですね。
乗り口前の長い廊下で待たせるという手があったと思うんですよ……。動く歩道、止めてさ。
エスカレーター上がったところで立ち止まる人がいるんすよ、列こぞってまとめて上がってる時にやられるのは怖いじゃないですか。
いやちょっとね、目の前でやられましてね、エスカレーター上がった直後に立ち止まって階下のご友人に手を振るカップルがいましてね。
俺の後がちょうど区切られて、続いて来る人がいなかったからいいもののっすよ。
スペースいっぱいあるのに一番危険なところで立ち止まるんじゃねーよってちょっと、心の底から、はい。
大荷物持って動いてること、きちんと意識してください。小学生のお子さんが祖父母に手を振るとかならいいですけど、少なくとも大学生以上の年齢の人間がすることじゃねーだろって。


ホール。うーん、ちょっと圧迫感。
そういえばこの船、乗り込むときに室内に直接インするんじゃなく、タラップ通ってまずは船の外に足を踏み入れる。
なので足元には注意とか、寒いとかあったりする。
階段吹き抜けの飾りつけが正月にあわせてたりして好感が持てる。
ちなみに今回乗ったのは「はまなす」。


本日のお宿はこちら……。
いや、俺のベッドは逆なんだけど、うっかり写真撮る前にセットしちゃって。これ逆んとこです。

太平洋フェリーさんはシーツもセットされた状態での対面となるが、新日本海フェリーはシーツ類はセルフでセット。
出発までの間隔が2時間しかないからS寝台以下の世話を焼く時間なんてないんだろう。
敷布団はいいが、掛け布団シーツはどう使えば……包めばいいのか?枕も被せるといいのか?
適当にフィーリングで試行錯誤することになる。
掛け布団がシーツつきってところが大きな差かな。
太平洋さんは掛け布団にカバーがなかったので、そこが気になる人は嬉しいんじゃないかなー。
あと、棚が足元にあるので物を乗せて邪魔と思う部分が少ないのもこちら。
寝転びながら本を読んだりして、腕を伸ばすだけで棚の上に置けるのは太平洋さん。
新日本海さんはフックがついてるってのもポイント。


コンセントは横、使いづらさ満点。どうしてこうなった。
いや、あるだけでもありがたいです。

ところでこのベッド、木でできてるので軋んで結構うるさい。
耳栓が欲しいような欲しくないような、微妙なところだな。
特に今回は時化ってこともあって、揺れ幅が大きかったから尚更だろう。



自販機が豊富、価格も陸と同じ。
なにより、旅の醍醐味といえるホットフードの自販機があるってのがいいな!
行きで期待してたのになかったからなぁ。やっと出会えたって感じだ。

この船、乗員が少ないのかレストランや売店の営業時間がとにかく短い。
なので自販機もたまに売り切れたりする。
売店にしか売ってないものもあるので、開いたらここぞとばかりに寄っていこう。
売店といえば、小樽港の売店とレストランも開くの遅かったり閉まるの早かったりなので、やはり買い物は事前に。
小樽駅の前に長崎屋があるので、最終購入地はそこでいいと思う。
文句いうけど、小樽港売店さんは営業時間より遅くまで開けててくれたんで感謝しています。


カフェの前にある飲食スペース。
レストランは見に行けない雰囲気だったので撮ってないが、定食屋みたいなセルフでおかずを選んで会計する仕組みのようだった。
1時間ずつしか開いてないみたいな表示だったけど、ラストオーダーが開店1時間後なだけで食べるのはもうちょっと余裕あるのかな?
ちなみに船内のテレビは個室、S寝台を除くとこのエリアのみ。
テレビの前に舞台があって、催し物もここで行われる。
ビンゴゲームがあったが眠気に負けてました。


今回唯一出れた屋外。飲食スペースの右手奥にある。
海が荒れてなければ側面にも出れたんだが、危険ってことでケツの先だけ開放って状態だった。
出発時には積もっていた雪も、到着時どころか翌昼には溶けてしまってて残念なような、滑らなくてありがたいような。
緊急用のヘリポートがあるってのが、船の大きさを感じさせる。


マッサージ機は壁に隠された小部屋に3台。
なんでこんな隔離されてんだろ?

コインランドリーはトイレの中に設置されている。
中っていっても個室ってことじゃなく、洗面台の奥。男女分かれて5台ずつ、かな。
ベンチも置いてあったりして、ここだけ海の上じゃないみたいな気分だ。
しかし5台とか、多いなー。


マッサージエリアと売店の間をいくとゲームコーナーがある。
相変わらずの前世代機。
今は携帯ゲーム機も増えたので、ここで入っているゲームに文句をつける人どころか、利用者も減っているんだろうな。
このまま利用されなければ、アーケードゲームは台数がどんどん減るんだろうなと不安な気分。
奥にエアホッケーも1台設置されている。
卓球やエアホッケーは携帯できないから安泰だろうな。

施設には風呂もあり、お客が行きと違って少ないので独り占めできてヒャッホーイ!!ってなもんだが、さすがに写真はなし。
脱衣所が狭めで、浴槽は2つ。
なんといってもここの売りはサウナだろう。
サウナのついた船なんて、そうそう乗ることができないからこれは使っておかねば!
蒸気タイプで温度は50度。普段銭湯で使っているものより湿度が高い気がする。
タイル張りだから湿気を吸収するものがなにもないんだろう。清掃という視点では便利そうだ。
こちらの風呂も、出航から0時半までだとか、翌日は18時までだとか、利用時間が短い。
夜中に使わせてサウナで倒れられていたら大問題だし、運行間隔が短いのも理由だろう。
キツい時間管理の上で、利用者の満足を考えて可能な限りの設備を整えたんだろう。
今維持させている船員、関係者の皆さんにも、この船を作ろう尽力尽くした人たちも、皆の力があってこそまだ運行していられるのだろう。
本当に、今まだ動いてくれているというだけでもありがたいことだな。


船を降りてバスに乗り換え。
2時間ほどかけて神戸方面を通りながら大阪「なんばOCAT」へ向かう。
路線バスなので東舞鶴駅、舞鶴駅で人を乗せて高速へ。

前後間隔広々な3列シートでトイレつき。おしぼりもご自由にといった感じ。
予約制(席が空いていて、舞鶴港からの利用者がいれば乗れることもある)だが、船が大幅に遅れたら置いてかれます。
舞鶴にバスがつくまでに追いつけるようにタクシーを手配します!とは言っていたが、できれば遅れないでいて欲しいものだ。
今回は「遅れる可能性がある」と乗船受付で言われていたのでハラハラしたぜ。
予約は事前にできなければ、船の中で正午までであれば受け付けているので乗船後にお願いしよう。


舞鶴に積もる雪を見て、名残惜しい気持ちを抱えながら船とお別れ。
ありがとう新日本海フェリー、ありがとう「はまなす」。
大きすぎて入りきらねぇよ。周りなんもないよ。

 

いい船旅だったとは思うが、もう利用はしないかな……。
出発、到着時間を前に2時間ずらしてくれればいいのに、夜中発夜着だからな
航路使用においての取り決めかなんかあるんだろうなーとは思うが、夜中まで小樽港で待つのとか、到着してから余裕のないスケジュールで動かないと帰れないとか、利用するには配分が厳しすぎる。
あと30分ずれるだけでバス乗車に対しての不安がなくなるのに、15分遅れたら厳しいというのは安心して乗ってられない。
使うなら行きかなぁ。
小樽で宿取ってれば歩いてでも辿り着けるし、舞鶴に着くよりは近隣の繁華エリアが近い。
バス乗れても、バス降りてから終電があると落ち着かないので帰路には。帰路にだけは使わねぇ!!
すごい船だってのも、存在することに感謝するべきってのもわかるんだ!
だけど帰路だけはない!!終電まで10分ないとかさすがにちょっと、ない!!
これ乗れなかったらどう回避すりゃよかったんだろ。京都まで出れないからもっと北で泊まれるところ探さないといかんのか。
完全無策だった。危ねぇ……。