年末東京8日目 (1月4日)

本日はお昼めにチェックアウトを行い、東京駅へと向かう。
久々に皇居に遊びにいきたいな、なんて。

ということで東京駅へやってきました。荷物はとっくにロッカーに投げつけてます。
昼飯はラーメン!ラーメンくいたい!!
どーこーにーしーよーうーかーなっ!!

北海道、カニだし醤油ラーメン!!!
容器の形だけで選んだ!後悔はしてない!

一口食った時点でわかる、濃厚な蟹の出汁。
中太麺に絡んで、するっと喉を通る。
メンマは汁と味が合体してしまう前に、その味を楽しんでおきたい!
添えてある生姜がスープによくあい、たまーに入れて食べれば気分一新。
他であまり見ないポイントが細切りにされた柚子(?)の皮。一緒に食べればかすかに香る爽やかさ。
チャーシューが一枚で足りないかとも思われたが、彩りも、間に挟む量も丁度良い。
容器は小さいのに思った以上にボリュームがあり、腹いっぱいになるな。

赤い粉が振ってあるんだが、辛くもないし甘くもない。これはなんなのか。
これについてはよくわからないまま食べ終わったな。


さて移動移動、皇居ランナーとともに反時計回りでぐるっといっしゅ……
なんか人が中に入っていくけど、入っていいのか?きになる…。
気になったままスルーしたら帰った後に気にするんだろうな。いってみるか。

そろそろっと向かって警備員さんにご挨拶。
訊いてみれば、開放している門からは入場でき、一部のエリアを散策できるらしい。
しかも結構な範囲。
元は江戸城なわけだし、歴史資料としての開放もあるんだろうな。
この一帯を「皇居東御苑」というようだ。ひがしぎょえん。


ここが城跡。天守閣跡かな?
皇居東御苑は全体的に高所のないつくりになってるので、ここか、ここより少し東にある展望台が数少ない高所。
…といええも、10mもないので低い高所だが。
(西にいくにつれて上り坂になるので、東を見下ろす分展望台は少し高く感じる)


頑張ればスカイツリーも見えなくはない。
タワーは無理だった。


なんか壕みたいなのがあるなー?えーっとなに?石室?
あー、せきしつねセキシツ、わかるわかる。


………知ってた。



しっかし、この広場が広いのなんのって
都心ど真ん中でピクニックできるってーのがファンタスティックTOKYO。
初めてここは入ったが、こんなのびのびしてる場所があると知ってたら弁当の一つでも携えてたんだがなー。
生えてる木とか、庭!って感じがすごくするし。いい雰囲気の場所だ。


大手門に向けて歩いていると見えるのが守衛の詰め所。
江戸城はほとんどが焼けてしまった中で、ここはしっかり残ってる。
こんなところに百人入ってたって言うんだから驚きだ。

ここと大手門の間に郵便ポストが設置されている。
いたって普通のポストなんだろうけど、消印が皇居オリジナルだったら面白いのになー。
地域限定消印はコレクターもいるし、記念にもなるし、出先で友達に手紙出したりジンクスつきの消印作ったりしたら郵便使う人も増えそうなんだけどなー。
全地域に作れとか、何個も何個も掘れとか言わないから、どこか試験的にすればいいのに。
各城限定とか、駅判子とか、バリエーションは豊かになりそうなんだが。
仕分けが機械じゃ難しいか。


皇居の内堀には様々な動物が居て、こいつもその内の一匹。
見つけた際は二度見した。
皇居を望む白鳥、いいじゃないか。

 

さあ、日も暮れ始めて帰路へと相成った。
行きと同じくぷらっとで新大阪へ。
今度は海側の窓際だが、見える景色はもう影となっている。


煙突から煙が昇る。
ただただ懐かしい風景で、遠いものに思えるけれど。
この、遠く懐かしく、暖かい場所が俺たちの生活を作っているんだ。
そう考えると、とてもとても愛しい。

そういえば、つい最近テレビでやっていたな。
「煙突の煙が横に流れるのは、風が強いからではなく空気の層ができているから上に昇ることができないんです」
だから、かすかな風に身を預けてゆっくりと移動しているんだろう。
バカと煙は高いところが好きというけれど、煙のほうが身の程を知っているんだな、なんて。

 


逆隣の狸はおいておいても、10人くらいしか吸ってない中で囲まれる…だと…。
喫煙者が少なかった理由は多分、禁煙のチケットがいっぱいで、吸わない人もこっちにきたからなんだろうな。
かくいう俺もその一人だし。


さァて飯だ飯だ!!
帰りのごはんは深川めし!
喫煙車で、煙の匂いが強いだろうから気兼ねなく食うぜ!とか思ってたのに、飯の匂い結構目立つじゃないか!

深川めしは、しぐれ煮飯ともいう。…言わないけど実質そんなもん。
穴子の蒲焼とハゼの甘露煮が、あさりの炊き込みご飯の上に乗っている。
かすかに味の付いたご飯の中には山ほどの貝柱が惜しみなく、これでもかとばかりに混ぜ込まれていて賑やか。
白米とは全く異なるものなのに、穴子ともハゼとも合う、邪魔しあわない最高のバランス。
形の崩れないしっかりとした蒲焼は、冷えてもおいしく柔らかい。
ハゼは合間に口に放り込めば、甘くてじわっ広がり、少しだけ辛味を残す。
ほくり、ほくりと潰れる貝柱。
そしてそれを、電車の中で食べれるという幸せ。
しっかりしっかり噛みしめて、作った人にありがとう。

 

楽しい旅は、良い出会いが作るもの。
楽しい旅は、良い思い出で刻むもの。
そんなことを再認識しながら、東京記は幕を閉じる。
行った場所に、全ての人に、天気に、出来事に、ありがとう!