宵闇の暁



狸、星に帰ったと思ったのにまたきた。超高頻度でくる。
たまには1ヵ月くらいいなくなってくれていいのに。

昨日から日記の日付がずれてしまった8日の話なんだが、ずっとどこで見ようか考えてたな。
滅多にないとかそういうの関係なく、赤い月には反応してしまう。
地球の影に隠れて月が赤く染まるというが、影を落としたことで神秘的になるっていうのは素敵な話だな。
俺も、俺の影に隠される相手を魅力的に変えることができているだろうか。
相手に太陽で居させ続けるのは無理をさせるってことだし、俺が照らし続けるのも互いに疲れるだろう。
地球であることが素であることだとしたら、ほんのたまにでいいから俺も相手を“特別”にしたい。
でもやっぱそれは俺からだけ見える姿でいてほしいよなぁ。
その時だけ、地球が日食するように俺も特別な姿でさ。
まず相手捕まえろって話だな、わかる。