ミッドサマーが話題になってたので見てきた。
ゲイツも見てきた。
ミッドサマーの方は、主人公に同調できればスッキリなんだろうなーってのは思った。
そうでない人間としては「やっべー、宗教だ」ってのと「ギャグだこれ」だな。断じてホラーではない。
監督のストレス発散に付き合わされてるようなもんなので、合わない人間には「俺たちは何を見せられたんだろう……。」で終わる。俺はそれで終わった。物語で疲れることもなかったので可もなく不可もなく。
酔い止め飲んで行ったからかあまり酔わなかったが、予告の時点で酔う奴は覚悟していけってのと耳鳴りみたいな音とかするし準備は万端のほうがいいだろう。
グロはグロだが血液ブシャーってのはない、というか血は極力見せないように作ったんだろう。無くはないけど「いや、なんでそこで出てないんだよ」ってくらいに抑えられている。そこは出てないとおかしいだろって実際ある。寧ろ血が無いほど脳裏に焼き付いている。
ゾンビ映画じゃねーのかこれってのがドッカンドッカンある(5回くらい)ので軽率に見てほしいとは言えない。
全部を描写してるわけでなく死んだ後の部分しか見えないのとか、生きてるじゃねーかってのとかあって煮え切らない部分もあるからディレクターズカット版を見たくなる。申し込み損ねた。
エロいシーンについてはもっと背中痛くならんところでやれとだけ。女性の最後のセリフは動き込みで笑えたので嫌いじゃない。
大人の数ならびに減少数に対して子供の割合足りてないので誰かあの村の少子化について真剣に考察してくれ。
考察できるポイントを見ようにも画面暗くて無理だったのでレンタルでもして眺めようかと考えるところだが、妹がな……あのシーンふたつとももう見たくないのでそこをどうすっかな。今ですら1週間かけて薄めたのにまた思い出すのか……。
「どうだった?」って訊かれると「どう……いやよくわかんない」なんだが、鑑賞後にハンバーグ食べれるし、風呂に入るのも怖くない。明るいところも怖くないが暗いところはちょっと怖くなる。そんな映画だった。
ゲイツの方は「使い方はご存知のはず」の一言に尽きる。
笑いどころも見せ場も何を取ってもこれに尽きるので万能だな。すごいぞ。
いつものメンバーでいつものジオウなので安定していてよかった。そして何よりエンディングがかっこいい。5回見たい。
2号ライダーでついでに話をするんだが、CMSギャレンバックル紹介動画が面白すぎて散々笑ったのでぐだぐだを求める時に見て欲しい。
ミッドサマーは「天涯孤独になったので女王になってみた ~小さな村だけど私は幸せです~」
ゲイツは「柔道を極め損ねたら救世主と言われた件」
今回見た2本をなろうっぽいタイトルにするならばこんな感じ。
両方に共通するのは「もうちょっとくれよ」ってところかな。
ミッドサマーは濁りのある終わり方だし、ゲイツは1時間映画なので元々短い。なので物足りないんだよ。映画館って場所での体験に対しての構えが素通りしてった気分でな。
どっぷりとした映画体験するために何か見に行くかやめておくか、ちょいと悩む現状なのであった。