DI07 -小さなスマートフォン-


前回までの流れで言うのもあれなんだがスマートウォッチを買ってみた。今月の各日記と重複する部分もあるが許してほしい。メタなことを言うと文字で出さないと検索に引っかからないからな!
色々悩んで悩んで1か月2ヶ月と経ってる間に事務所内でスポーツタイプとか買う人が出てきて被らないように考えるのが難しくて先手必勝じゃねーかと考えての今だ。

使うために必要なスマホのOSがandroid4.4とかiOS6とかが最低らしくてandroid4.2だと買い替えるところから……ということでスマホがなくても使えるものを探してみたわけだ。そうなるとどうしても高くなるし簡易的ではなくなるからそこでまた二の足。
元々持ってる時計が100均のだったりしたんで時計に金を出す意識が全然なかったってのが二の足の理由のひとつでもあるんだよな。

個人的に使いたいのは心拍計測と地図で、できれば地図はオフラインでも使えるものがいいと考えて。そうなるとCASIOのWSD-F20がかっこよくていいなぁと思ったんだが価格が高い。
SIMを入れることができるスマートウォッチもあるということで調べてみたら結構色々出ているもので、そんな最近始まったものでもないので比較やレビューも豊富。価格も1万円前後と(求める機能の量に対して高く感じるが)思いきりやすい程度の値段だった。
うじうじと悩む時間を考えたら安いくらいではないか?と俺の中の悪魔が囁いた。

最初にいいなと思っていたのはDocoolerのX5Airなんだが結局DiggroのDI07にした。外で使うとなると前者のほうがかっこいいんだがそこまでかしこまることもないだろうってことで軽いめに。あと同様の物の中で安かったので。緑だともっと安いんだが赤がいいのでちょっとだけ奮発してみた。
OSだけで考えれば古いもんなんだがどこもかしこも5.1っぽかったのでそこはいいかな。
前バージョンのDI06とかデザインが気に入ってるKingwearのKW88とかはカメラがついてるってことでそれはそれでとても心惹かれたんだが持ち込み禁止の場所が増えそうだったのでやめておいた。


箱とかは写真の枚数削減のためにすっ飛ばすがこの画はテンションが上がるのでついつい上げてしまうな。


袋を開けると製造過程の防護フィルムにメッセージ。
レビューに「到着時に充電されてませんでした!」って結構つくもんなぁ……上手い使い方だ。
ただフルチャージさせるならぶっ刺した直後に電源つくのやめろよ。

ベルトが簡単に付け替えられないのが難点といえば難点だろうか。水洗いする点で見れば隙間が無くなって清潔感が増すが時計って駄目になる部分は大体ベルトじゃないか?
シリコン製だからすぐ壊れるものではないとわかってるんだがやっぱちょっと不安はあるよな。
サイズは写真だとでかくみえるが実際つけてみるとそうでもないかな。確かにでかいし厚いんだが白背景だと肌と壁の境界が混ざって腕がちょっと細くなってるようで、そこの誤差が思ったよりでかい。


説明書はこの通り日本語でおk。他人のレビューとこれまでの経験で乗り越えるしかない。正直WX03(モバイルルーター)が画面遷移わかりづらいのでそれに比べたらすっげぇ可愛いもんなんだが。
それに最初に言語選択させてくれるので言語変更画面探さなきゃならない物に比べると優しい。


充電ケーブルと一緒の小箱に入ってたのはネジ外しセット。開けてしまうとスペアのネジがどっか行きそうで袋のまま……ピンセットあるのは驚きだな。

俺はこういうネジを扱うのがド下手なのでSIMを入れる場合はずっとそいつを使い続ける覚悟をするほどの勢いなんだが実際こういうのを電話として使うのか、スイッチせずに使うことがあるのかとか考えるところがあるよな。
先が潰れてしまうのはちょっとしたトラウマだ……。削れるならドライバーのほうが潰れればいいのに……。
差し込むだけの簡易的なスロットなら気楽なんだが手間がかかるし防水が弱くなる、画面サイズや電池容量を考えると何をするにもスマホにしておきたいし、かといってデータSIMを確保しても読まないとかそういう話も聞くし。
そもそも白画面になるって報告も見たような見なかったようななので多分使わないだろう。


充電しながら設定をぽちぽちと。身長体重を入力させられるんだが何の心の準備もない中で英字キーを数字キーに変えつつ削除キーに弄ばれながらの入力、地味につらい。
画面の半分をキーボードが覆うのでほぼ何も見えない。これで設定しろとは無理な話だろってくらい見えない。GooglePlayへの最初のログインがとにかく面倒だったくらい。入力エリアを見れれば問題ないんだが移動が難しかったり入力開始とともに下に移動したり、ストレスがマッハする。

わかんねーとこはすっ飛ばして設定完了しても何の問題もなさそうだ。


これはOSが時計の中に入ってるものなのでAndroidWear未対応のあんどろアプリも入れれるわけだが、電源ボタン長押しでGooglePlayの画面サイズを変更できるので各種アプリを追加する前にsmallにしておくことをお勧めする。fullだと端が欠片も見えないので不便極まりない。
アプリのシャットダウンもここからできる。


アプリ一覧は時計型らしくくるくる回るような画面で。設定からアイコン横2行の縦スワイプに変更できるのでさっさと変えた方が心に優しい。

デフォルトキーボードが日本語未対応っぽかったんでGoogle日本語入力を入れたんだがエンターキーが失踪していて空白付近を勘で連打することになり、デフォルトキーボードが使いやすいという結論に。これは円形フルandroidウォッチ商品全部に言えることだろうなと思っていたがwear端末なら画面内に収まるよう設定されているので苦しむのはFullAndroid端末所持者のみとなる。Microsoftの出してる入力アプリもwear限定っぽいし、ここんとこは損だな。
左手モードにしたらなんとか使えるようになったがちょっと押し間違えるだけで全幅になるし、こういうところを見ると多分ATOK入れるべきなんだろうなと思う。確かあいつ幅指定できたはず。ボタンが小さくなるほど打ちづらくなるので問題解決するかって言われるとそうでもないように感じるが。

スマホで使ってたキーボードを繋ぐことができたので外付けがあったほうがいいかもしれない。しかしそうなるとキーボードがでかくてうざいので、日本語キーボードと側面にpageup、downだけがついた名刺サイズのキーボードが欲しくなる。なんなら連打入力限定でもいい、移動中に正面向いて延々打てる。
早く言うとiTwinsみたいなやつ。今こそバージョンアップして蘇れ、需要はある!!

androidであるということはつまりオフライン地図アプリのMAPS.MEが入れられるということ。買った後に気付いたが嬉しい誤算だ。GoogleMAPは元から入ってるが事前DLには上限があるからな。
日本全国の地図をDLしてもRAMは4分の1くらいしか取らないので他に入れるものが山ほどあるわけでないなら使えるかもな。
でも入れる段階が大分面倒だった。移動してるだけなのに最大化したり最小化したり、画面が小さいからタップ回数も増えるし縮小ボタンが微妙に見きれる。検索もできるようなできないようなで効率的な探し方を事前に知っておいた方がいいだろう。
そうでなくてもアプリ選択画面で誤起動起こりまくるから反応良すぎという欠点があるので結構やきもきするぞ。
あと検索は小画面、拡大縮小は全画面と変更しないと使い辛いって難点もあったな。縮小ボタンが画面内に収まっていればなんてことないというのに微妙な差で入らないとは……。


ブラウザがあるのでネットサーフもできるが普段高解像度に触れてるとドットが荒く感じてしまうな。
文字は無理がないサイズ、しかし表示範囲が狭すぎて正直読むに堪えないのでツイッターくらいの文字数じゃないと疲れそうだ。
SFとかサイバーパンクな世界でメッセージを表示する画面と同じようなもんだと考えれば不便どころか待ってましたってなもんだが。

折角なのでツイッターも入れてみたが公式アプリが上手いこと動かなかったのでTwitPaneってのに変更。見たところ軽そうなアプリだったので容量食わないものってことで。タップ動作をミスりそうだがツイートも時計だけでできそうではあるな。連絡確認用だから触ることはまずないだろうが念のためってやつだ。
ただなんかこのアプリ上半分くらいを覆う空白があるんだよな。スマホで使ってたら何かしらかが表示されたり気にならなかったりするんだろうが画面が小さいとほぼ奪われるので気になりはする。設定画面開いたら使われることがあるので何かそういうものなのだろう。
よっぽどTLを追ったり呟いたりしない限り気にならないだろうし、そもそもネットに繋ぐことがないんで気にするほどでもないかな。
設定するの面倒だから他の入れなおすのもなんだし当面はこのままだろう。


Wifi接続は安定したものだがスマホに比べて電池がもたなくて使う頻度は少ないだろう。
でも比較対象はスマホなので時計で460mAhはある方だと思うし、前バージョンが350mAhだったことを思うと大きな進歩をしている。接続さえしてなければ2日は余裕なくらいだ。でも長距離移動したら座標取得かなんかでめちゃくちゃ減るから旅行時は充電ケーブル必須だぞ!
それでもなんだかんだいって長時間外出するならモバイルバッテリーに頼りたい時もあるだろうし充電ケーブルを持ち歩くことになるわけで。そうなるとケーブルが2本欲しいがそこまでしてどっぷり使うかと言われるとどうだろうな?
中華製の悪いところはこういう特殊充電にするところだよな!内蔵物の位置的に仕方ないんだろうが。他の人たちはスペアの充電ケーブルが欲しくなったりしないんだろうか?売ってる場所も型番もわからねぇ……。

勿論接続方法のことや内部の稼働内容を見るとFullAndroidとWearの消費電力を比べちゃいけないし、電池が切れるのもこちらのほうが早いだろう。全体を通してみるとスマートウォッチはやはりWear搭載の方が何かと便利なんだ。
でもFullAndroidって言葉に惹かれちゃったんだからしょうがない。
WindowsPhoneとかFireFoxPhoneとかなんかそういうのに惹かれちゃう人間だし腕にスマホくっつけて会話して近未来スパイごっこしたいんだ。

suicaについては使えないけど、そこはとりあえず秋のApple新作発表会待ちだしそれから先も長いだろうから繋ぎとして多少許せる価格ではあるかなってことでもいい買い物だとは思う。
ただこれを活用できるかどうかってのは凄く難しい話だろうからこれからの俺に期待するしかない。
バーコード読み込み系とかクーポンアプリも使い辛いのはサイズから避けようがないが悲しいところだ。提示系でこの画面見せるのちょっと楽しそうだけどな!

こういうネットのできる電子機器を買うことによってまた手荷物検査の時間が増えるあたりについては考えてはいけないし時計買う時点で増えるから気にしない。