1度やってみたいなーってことの1つであるバスツアーが恐ろしく安い価格であったので行ってみた。
四国お遍路参りの1回目である。
宗教巡礼系のものはあまり肯定的ではない。
徳をつんで来世に向かいましょうとか言われても前世すら覚えてないし来年のことを言ったら鬼が笑うとも言われてるのに何言ってるんだろう程度の意識。
現世が良くなるなら考えなくもないけどなぁ。来世とかようは他人だからなぁ。
情けは人のためならずといわれても、返ってくる情けを体感できないのでは乗り気になれん。
来世のために頑張るより、現世のために尽くしたい。若者の宗教離れである。
ま、誰に呪われるわけでもないので折角だから。
朝7時にバスに乗り込むと、お経のカンペやらが載った案内と納め札、蝋燭や線香が配られる。
観光目的参加歓迎ということで納経とかそういうのは全く手を出さなかったんだが、同乗のほとんどが依頼してて肩身が狭い。
道中眠れるかと思ったが、説明があったり読経があったりで外を見る余裕もないくらいだ。
この読経。般若心経なんだが車内で2回、各寺で2回の計14回やる。
最初はそりゃもう教徒でもないのに読むのもどうよと思っていたんだが、後半になってくると麻痺してくるな。
他にもツアーで参拝してる人たちがいるので負けじと読むようになる。
巡礼することは心の平穏のためというが、確かにあるなーって感想。
声出すことがストレス発散になるから、気晴らしに行ってみれば最後の方にはスッキリしてる。
悩み持ってる時に行っても、寺の終了時間が早い分慌しく時間が過ぎていって、考え込んでたこととか頭から出て行くんだよ。
感情や問題を誤魔化してる感じもするけど、普段の自分を押し潰すような原因を忘れさせるためのものと考えればいいものかもな。
温泉に行って問題忘れてゆっくりするってのができないような気持ちの切り替えが苦手な人は巡礼のほうがいいのかも。
人ごとにリフレッシュ方法ってのは違うからな。
最初の回が1番忙しいと言われたとおり、写真を撮る間もほぼない。
多少は買い物できる余裕はあるが、それでも押しに押されるスケジュールだ。
単純に俺の参加したのが慌しすぎたとも言われたがな。
出発地がまだ近い方だからいいんだが、愛知や岐阜から来てるともっと忙しいんだろうなーって思うよ。
必須の持ち物にライターがあるんだが、ただのライターじゃダメだな。
最近はどこもそうなように風が強いからすぐに消えるし狙ったところに留められない。
寺の管理する火もあるところにはあるが、消えてることもしばしば。
風を避けながら点けることも、手で遮るにも場所と時間の余裕が合わない。
そんな中で墓地近所とかに打ってるカバーついたライター持ってきてる人が賢かった。
家で使うことはないアイテムだが屋外じゃ便利だろうなー。考えもしなかった。
持ってくるのを忘れたらチャッカマンを1番場所で買えるんだが、スイッチが硬くてあまりオススメもできない。
ツアー自体はいいんだが、バスの席が空いてたのに何故か隣に人がいる席でな。
干渉しないような人同士ならいいんだけど、こういうのに参加するのっていいお年の女性が基本じゃん。
勿論干渉がくるわけでだな……。
1人席だった人もいるのに何故こうなった、何故だ。
相手のこととか気にしなければいいんだろうけど、ばーちゃんくらいの御年の方だと気にしちゃうよなァ。
動向を気にするのはいいんだけど会話振るのが苦手なのでそこんとこが申し訳ない。
終わって後悔してることがある。2番場所の餅がうまかったんだ。
1つしか買ってなかったので物足りない!足りない!!
170円でよもぎもちと芋もちの2つなんだが、両方黄な粉がかかってて、丁度良い甘さでなー。
2番だけ参るもんなんて個人じゃないとやらないし、電車もあるけど厳しいよなぁ。
誰か行くならお願いしとこうかなぁ。また食いたい!