ネタはあれども書いてるうちに意味がわからなくなってきた。
そんなこんなで一週間流れてしまいましたね。悪気は無いし謝らない!
さて、巷では始業式というイベントがありまして明日から新一年生がウキウキドキドキの学校生活です。
俺も例に漏れず始業式で、舞台の上でスポットライトを反射する学園長の頭だとか毎年恒例過ぎて言うこともなくなってしまった挨拶を聞きながら軽く妄想に思いを馳せつつ退屈な2時間を過ごしていた。
今でこそ退屈な始業式だが、一昔前は執行式という名であったことを皆さんご存知だろうか。
前年度に学園内・学園外問わず非行に走ったり警察の世話になったり等、学生の慎ましさを破って生活していた生徒は新年度初日に他生徒の目の前で名前を呼ばれ、校長の挨拶が終わった後も家に帰ることなく懲罰室で仕置きを受けていたんだ。
何も見えず、動けない状態で聞こえる音はドリル音や電ノコ音、他には何かが壁を打つ音なんかもあるな。そのまま放置されて自分の現状も周りで何が起こっているかもわからない。かと思えば真っ暗で静か過ぎる部屋の中、またしても動けない状態。
延々黒板を引っかく音を聞かされる。
ロッカーの中に入れられて出してもらえない。
ダンボール箱に入れられてカートで搬出、車に乗せられてどこかに連れてかれて誰かの声が微かに聞こえるんだけど周りの状態わからなくて、ずっとそんな感じでもう帰りたいよワーン。みたいな。
バンジージャンプとかもあるらしいなぁ。
こんな感じで暴力的なものより恐怖的なものが多かったと聞く。
どれもこれも時間の経過がわからないものばかりで、終わったら実は1時間経ってなかったーとかいうこともあるそうで。
何より恐ろしいのは前までそこそこ仲の良かった人や、新しいクラスでのほぼ全員のクラスメイトが自分を見ようともしなかったことらしい。
どんな悪事に加担させられるかわからないから関わらない。
無視は学年が上がるごとに期間が長くなる。
4年次以降なんて1年間話しかけてもらえないし話しかけてもスルーされる勢いだ。
懲罰初めてな2年次はすぐに打ち解けるし、まだよくわからない3年次は初期こそ噂話の効果でハブりはあるものの年度末までにはなんとか交流が持てるくらいにはなる。
今は体罰禁止という法の上の決定もあり無くなってしまった制度ではあるが、これがなくなった頃から一気に暴走族や飲酒喫煙する生徒が増えて治安の悪さが上がっていった。今も現在進行形って感じか。
無くすべき制度だったのか、残すべき制度だったのか。
こうやって日本はだめになっていくのかなぁと思うと、少しばかり昔の厳しさに返ってきていただきたいところでございます。
でも返ってきたらきたで今の俺なら余裕で懲罰室行きになりそうな感じで、それもなんだかなぁ。