西遊記は関係ない


鈴虫寺からの続きともいえる金閣寺GO。
始点は嵐山。適当に動くことにより乗るつもりのバスが行ったり乗り継ぎのバスが行ったりと自分の旅の阿呆さがとてもよくわかる移動経路。1日乗車券での旅路である。

嵐山からは11番バスに乗って終点で乗り換えにした。
その前に立ち食い蕎麦で腹を満たす。


うどんか蕎麦かは言い忘れてた、まぁいいやうどんうめぇ。
などとやってる間に目の前でバスが行きます。待てよ。
食い終わってちょっと時間があったので京都嵯峨野に吹く風を感じに竹林を闊歩し、通りの目の前でバスが行きます。待ってよ。

少し向こうのバス停まで歩いて別系統で途中まで行くことに。
10分もあれば乗換停留所には着けそうだしちゃっちゃと向かうぜ!!


これ本当にこの先に停留所あるんですか!?

ちょっとした不安を回送車や対向車両に和らげられながら到着。
乗換したいバスの時刻は嵐山から乗るつもりだったバスとそこそこぴったりの時刻で合わせられているようで待っててよかったなぁという感想。
1回間違えて26系統に乗って急いで降ろしてもらったが、途中までは同じ停留所だし乗っててもなんの問題もなかった。誠に申し訳ない。
(その後使用車両が違ったらしく全員降ろされていたが俺のせいではないはず)
改めて59系統に乗り、金閣寺に到着!

他地方の方からすると関西の人だったら金閣寺は行ってるんじゃないの?という疑問があるかもしれないが、社会科見学はどちらかというと古墳巡りで奈良だったり、修学旅行は三重だったりで何故か東にずれてて学校行事で京都に来た記憶は一切ない。どちらかというと遠方の人のほうが候補に挙がるんじゃないか?


ということで初金閣寺!
拝観料は400円。入場証として御札がいただけます。おみくじは最後のほうにある。
この御札だけで元取ってる気がするので有名なお寺って手厚いな。本来チケット購入になるところをお布施に対するお礼として頒布しているという税対策らしいがそんなこと知らん。俺は何も見ていない。
これのためにでかいのでクリアケースか厚紙仕込んだクリアファイル持っていくといいかもしれんな。A4あれば充分だった。
しかし札を掲げながらの入場ってなんか、退魔でもしてるのかと思っちまうな。

入ればすぐそこに金の壁。大きな池。

おお……思ったより感動するぞこれ……。


集合写真はNGだが写真はいくらでも撮っていいようなので無駄に撮影する。人が捌けるまで待たなきゃいかんが日記1枚目の角度が俺は好きだ。
進行先で鳳凰の抜ける木々の隙間とか、撮影スポットは池回りだけじゃないな。四季折々の風景が映えるそうなので何度で来ても飽きない顔を見せてくれる場所なんだろう。


御札回収箱なんかもあるんだがそれをすてるなんてとんでもない。

個人的には龍門の瀧が好きなんだが小銭を投げ込むわけにもいかないようでただただ拝むのみ。
と、さらにその先へ行くと小銭を投げつけられまくっているところが。銭投げ自体NGだと思ったらそうでもないのか。投げるのは結構だが小銭で石が削れるので文化保持という面では勘弁願いたい。
賽銭として与えたいのかもしれんが、やってる事は仏像に札束ビンタしてるようなもんだからな。金は力の誇示だから与えることは偉いんだろうが長い目で見ると品質劣化とか腐食とかそういうのがありますのでお賽銭は賽銭箱へ。賽銭箱ならいくらでも交換きくので。

寺院内は金閣だけじゃなく、各々が「これはすごい」と思えるものが他にもある。
俺が反応するところと皆が反応する場所は異なるだろうからこれといって説明しないので是非見に行ってほしい。
俺は藁ぶき屋根と茶室の窓がよかった。あと仕舞ってたけど囲炉裏。

メインが一番最初にあったので見る物は少ないと思ったがそんなこともなく、それでいて最初にあることによりテンションがものすごく持ち上げられることも加えていい場所だったな。
修学旅行ともあまりかち合わない季節に向かったってのもよかったのかもしれない。
その日の風景や状況によって感想は違うんだろうが一生に一度は来訪してもいいだろう、名と知名度に恥じない名所だった。次は是非雪の降る中で見てみたいものだ。