鈴虫寺に行ってきました。


尚、初詣である。
色々といい噂ばかりが飛んでいるお寺さん、はてさてどんなもんだろうなと。

京都駅からバスで1本。朝7時25分に始発、うっかり3分ほど逃して40分待ったがバス番号が73なのに隣のバス停から別の73番バスが出てて何の罠かと。方向的には途中まで同じなので乗っちゃってもなんとかなるようだ。
10~20分ほど前から停留所で待機していれば頭おかしいような入れ替えをする市バスたちを見れるぞ!こういうの近鉄名古屋とか京急蒲田とかで見た!バス文化の街ってすげぇ!!
ゆっくり揺られて1時間程度。地下鉄と嵐電とか阪急とかのほうがいいのかなーと思わなくもないんだが、駅からちょいちょい歩くから楽なのはバスかな。
駐車場(有料らしい)もあるにはあるけどちょっと奥入るからあんまり使いたくないところだ。……といっても寺なんて大体そんなもんだが。
俺の行った時間が早いってのもあって空いてはいたが、季節と時間によってはすぐ満杯になるし近所に他の駐車場もないのでバス推奨だな。

バスが終点に着けばそこからは数メートル引き返して小道に入ってすぐ。
レポとか読んでもよくわからなくてどのくらい階段あがることになるんだろうかと思ったが言うほどでもなく。100段もいかず上がったところに噂のお地蔵さんがいらした。
足の悪い人は願賭けにこれないという話からどのくらい奥なのかとかなり身構えたんだが。それこそ寺の奥にさらに行くのかと。そんなことないので体力に自信がない人もどうぞ。
お地蔵さんをよそに敷地に入ると朝9時から始まる20分ほどもない説法。回ごとに分かれて拝聴するのでタイミングが悪いと外で並んで待つことになる。
風よけがあるといいんだが生憎ながら。寒暖対策は忘れずに。

たくさんの鈴虫と、その羽音を聞きながらありがたいお話を聞くわけだが、8割がた願掛けの説明なので説法なんぞということはない。2割の説法内容はたまに変わるようだ。
聞きたいところが虫に邪魔されることもあるが鈴虫の声聞きに来てるようなもんだから間違ってはない。
そう、この鈴虫4000匹ほどいるそうだが虫かごは中規模の家庭用水槽ほどで10台分。虫嫌いは(そもそも行かないと思うが)後ろの方に並んで後ろの方の席を確保しよう。
室内は結構広かったんだがバス2台分くらいの計算なんだろうか。混雑時を眺めてみたいようなみたくないような。

お菓子に鈴虫入ってるんじゃない?という洒落を話されるが、ぶっちゃけ鈴虫眺めながら飲むお茶の方がそれっぽい。
終わりしにお菓子の説明とかなされるんだが、ネタバレすると紫蘇味そこそこするんでゆかり食えない奴は避けとけ?
俺はこういう砂糖菓子好きなんだがそうそう食わんよな。超食べやすくした落雁っぽいんだが、しおがまってやつか。
持ち帰るより食べていっていただきたいようなので隙を見て頂戴しよう。こぼれづらいものだが油断するとこぼれる。

説法が終わるとお守りとかをお布施のお礼の授与していただいて庭をぐるっと一周。
一周している間に門の前に待つ次弾の方々が室内に飲み込まれるのでゆっくりまわろう。様々な珍しい竹はおさわり禁止。
待っていた方々がお堂に吸い込まれた後に願掛け開始。
前述の通り、一体どんなもんかよくわからないまま向かったので到着当初は地蔵がここにあるとは気付かずスルーしたのでここでようやくお姿拝見となる。
写真データ見直して理由がわかったんだが……。


何も考えずこれって逆に奇跡じゃないか?
……いますよね?


……いるな。(端の方にかすかに)
居ないなら居ないで叶えに行ってるってことにできるからいいんだが。

とりあえずなんていうかなんだ、でかい。
地蔵って言うからもっと小さいと思ってたが、行脚なされるなら歩幅大きい方がいいよな。小さいイメージは多分かさこ地蔵のせいだ。
ここでも一応賽銭入れて願い事、というところなんだが皆さん思ったより所作が早い。やはり恋愛と健康だと願い事の文章が短いからか、それとも住所が短いのか。
俺は早起きしすぎて眠気で頭がぐるぐるしていてろくに願掛けできなかったぜ……。
具体的には住所と氏名を言ってから願掛けということなんだが実家住所と現住所がごちゃごちゃしたのでうちにくる時は迷子になりそうだ。皆はきちっと寝てしっかりした頭で向かおうな!!お地蔵さんは向かってくるけど逃げないからな!

説法(お茶とお菓子付き)500円、お守り300円。御札が1000円だっけか、御札については置くところの問題で手を出してない。
寿々むしも購入できるんだが10個から、1000円。味が好きなら買っていくのもいいかもな。
お守りは肌身離さず持つようにということなんだが、今の世の中場合によっては財布よりスマホのほうが肌身離してないような。スマホケースの中に入れれそうならそういう手はあるよな。

ついでに苔寺とやらにも向かおうとしたんだが閉門なさってて拝観できず。
しょうがないのでちょっと奥へ散策に行くがまるで猪が出そうな風景にハラハラしながら


いや、そっちは想定外だろ。

民家はあれども人気は少ない様子なのでサクサクとUターン!
嵐山まで歩くなら山道を行く手もあったようだが今回は控えておいた。
無事バス停に戻った後は10数分の待機の上で少し乗車し、久々の嵐山で足湯をいただいたのだった。

参拝レポって言葉選ぶな……。