食感を表す部分はピンク色となっております。
あの食感でピンク……とかいうセルフなツッコミも入ってるんですけど、もう、なんか、いいや。
かえるの卵の墨汁スープ
見ちゃ駄目だ。
ずるる…ぬっちょ…もちょ…もにゅ…ぷち…ぶち…もにゅ…
しかも飲んだ後お歯黒になるんですけど。こぼしたら落ちない染みになるんだぜ。
誰だよこんなの考えて作って浸透させたの。普通に考えて無ェよ。
調味料はイカスミオンリー。お粥やリゾットみたいに米突っ込んで作ってる家庭がとても多いーって作って食ってる家庭がそんなにあんのか? …考えらんねぇ。
ツルツルそば
素人でも簡単にプロのような麺を。というキャッチコピーで作られたお手軽レシピ。
麺を自作する時点で手軽じゃねぇよなんて最初は笑ったものです。
実際やってみると早い簡単気軽。あまりの不器用でない限りは上手にできるという、これ書いた人すげぇって思うレシピでござんしたよ。
基本はカボチャとニンジンのかきあげをお供に素うどんというか、そういう感じなんだが天麩羅バージョンとか揚げずに刻んでバージョンとかバリエーションはそこそこある。
でもプロが作った麺のほうが太さが均等だしコシの纏まりもいいんで、こだわり無かったら既存の物でもいいような。
季節によって暖かいのも冷たいのも大丈夫という優しさがあるが、旅先で作れと言うのはちょっと辛くね? 持って行けとか。
触手チーズグラタン
グラタンにしては焼き芋を入れるという、家庭の違いを垣間見たレシピ。ジャガイモでもカボチャでもなく焼き芋なところがポイントか?! でもカボチャでもいけそうな気が。
触手はマカロニというよりうどんだろうか。うどんグラタンって流行ったじゃないか。マカロニなかったらうどん! とかって。今はパンに圧倒されてるが。
触手自体は塩ッ気だけなんで、塩抜きさえすれば味を壊すことは無い。細身の触手だけ使うのがポイントだな。焼き芋はブツ切りでも摩り下ろしでもお好きなほうで。
他はもう、材料が違うってだけで普通にグラタン。言わなきゃバレないくらい。
人によっては普通のグラタンよりもこっちの方が好きかもしれない。
ルティエビビン冷麺
エビビン冷麺じゃなくてビビン冷麺。
ビリッとした辛さで、口の中をまろやかに戻すかぼちゃも付いたタシンチュおばさんの優しさ冷麺。
好みによっては山椒やゴマなんかの薬味を追加すると、もっと美味しく頂けるのよとのこと。
しかし何故あえてルティエで冷麺を作ろうと思ったのか聞かせていただきたいところだ。
少なくとも俺はルティエでこれは食べない。
噂によると、ルティエではこの料理を「おいしいけど冷たいから嫌、あったかいのがいい」と言って食べない子供達が多いらしい。
こういう点でゲテモノに走らないのがこの人のいいとこだよなぁ…。料理への愛っつーか…。
コウモリの翼のカボチャ蒸し
ある意味手羽先の蒸しもの?
カボチャの甘みがヒナレの葉に染み、ヒナレの良い香りが赤コウモリの翼に馴染んでいく。
ほんとに、肉の少ない手羽先みたいな食感で…食うとこ少なくてつらいとこあるんだけども、また食べたいなーってなる。外見がコウモリコウモリしてるのを除けば至って普通の料理。
皿の役目を果たしているということでカボチャは最後に残しておくものなんだが、スプーンで掬ったり箸で突付いて食ったり、切って他の単品料理にしたり。今は駄目でも後で姿を変えて出てこれるってのがカボチャの凄いところかと。
裏ごししてグラタンやパイの隠し味にどうぞってのもいいねっ!
ちなみに俺ヒナレの葉は残す派なんだけども、食ってる人的にはヒナレ葉はいかがなもんなんですかね。
エビチリグラタン
エビチリとグラタンを混ぜる意味がどこにあるんだ。
各々好きなように食わせろよ!!
なんというかなー、あれだ。グラタンの下にトマトソース敷いてるのあるだろ。あれのチリソース版みたいな。
食材は普通なのに、なんというか、出会ってはいけない2人が出会ってしまったって言えば響きはいいかもしれん。
不可能はないんだが、落ち着いて食わせろという1品。
そういえばレシピにミルク入ってないんですけど、入れませんでしたっけ、グラタン。
焼きワニの野菜蒸し
生ならぶっちぶち、蒸したらもさもしゃ。
この肉は結構クセがあるんだがウンバラでは上手くまとめてる。
これは覚えるまでが長いというか言語解決するまでが長かったらしい。今は料理本におおよそ載ってるからありがたみが薄いんだろう。
ワニを切って焼くのと丸まま焼くのとでは味が違うんで、料理店では丸まま焼くことが多いんだが、家庭にはそんなでかいグリル無いんで家庭で食うことは滅多にない。
なんかの祝い事で食いにいくってのが主流なようだ。いい儲け方ですね。
激辛カレー
辛口カレーをまろやかにしてガラムマサラ追加しまくった。みたいな。
ガラムほど目や鼻にくる感じじゃないんだが、しゃっくりは止まらない。
そこまで体に過酷を強いてまで何をしたいんだと言いたい。俺は言いたい。
ご飯を一緒に食べると時間食いまくって狩りとかそういうのできないんで一気飲みっぽいんだが一気飲みは気管に入るだろう。
隠し味にカボチャの頭使ったっていう話なんだが、他のとこで隠しもせず使いまくりだからどうしたものか。皆普通のカボチャ嫌いかい?
どう見ても罰ゲームか町興し用です。本当にありがとうございました。
特製肉煮込み
これはよいものだ。
様々な肉をブレンドすることにより「あちらは固すぎるし、こちらはまだ生だ」という現象やエキスが混ざり合って喧嘩しあうなんてことは一切無いように配分されたタイミングに量。
これがプロの技なのか…と感銘を受ける程のもので、素人に教えるには勿体なさすぎる技術ではないのかと思うことがある。
出し惜しみをしないのがプロたる所以といったところか。
匂いにも妥協することなく、若芽を入れることによりハーブよりも優しい匂いが充満することを狙っているという、なんという計算家!!
硬くなった葉は取るのが面倒だし、匂いはあまり出してくれない。それに比べて若芽は柔らかく、間違えて口にしても問題が無い上染み出す匂いの多さ。ここに至るまでどれだけの勉強をしたというのか。
料理人って…すげぇな。
茹でサソリ
ものすごく好き嫌いが分かれる。俺は好き。でも滅多に食えん。
サソリってだけで敬遠する人がいるわけで。ったって、最初からサソリだって言わずに食べさせれば食える。珍味の鉄則。もちろんバレバレな箇所は抜いて。
とても苦い草を使うことによりサソリの後味を消しつつ、苦みを取るためのローヤルゼリーにアロエベラ。
ピリッと辛めに味付けして、砂漠の夜はこれでビールを一杯。
ッカー! 粋な真似すんじゃねーか! と!!
でもこのパリパリ感が信じられないって言う人が…。もっとアイシテ。
砂の熱を利用というのは俺も真似したいところだ。