豪腕たちの腕がなる!! STR編

文字数どのくらいで改行すればちょうどいいのかいまいちわからん。
ブラウザとか解像度とか。前はIEの1024×768に合わせてたんだが、解像度上げてタブブラウザ入れてからさっぱりなんだぜ。
しかしあれだな、文字色もだな。
黒ばっかだと読みづらいし飽きる。けどカラフルにすると背景色的に合わないし賑やか過ぎる。暗い色だけにしても黒のみの時と差がないというか変わりがない。
どこまで変えるか、どの色を使うか未だに境界線が引けていない。

バッタの炒め物
 炒められたイナゴと思え。
 バッタの炒め物とは言うけども、使うのがロッカーの足なわけだからバッタの足の炒め物といったほうが正しいのかもしれないな。
 バッタだし。サクッとしてるんだろって考えたら大間違いで、あのサイズで炒め物なわけだから…どっちかってーと皮の部分がサクッとモチッの中間で、肉の部分(ってもスカスカなんだが)がもっちゃもっちゃって感じだろうか。
 わかる? わかんないよな。俺も言っててわかんねぇ。
 肉部分が好きって人と皮部分が好きって人が居て、それぞれ分けて食ってるとこをたまに目にする。
 ちなみに料理本での写真が紹介写真なわけであって、我々冒険者組は足ばっか食ってる。
 なので一部「バッタの足の炒め物」と表記しているところがあるとかないとか。

水かきの和え物
 イメージ的には軟骨やイカに近い感じがするだろう? だがそんなことはない。
 通常では普通の肉よりちょっと固めなんだが、料理すると途端にへにゃる。
 そもそも食用にあるわけじゃないから、肉っつーより皮?
 類似品としてはワカメなんかが代用されているかな。俺としては水かきがワカメの代用品のような気がしてならないわけだが。
 調味料は各家庭によって違ったりするので、友達に差し入れする場合は申告するようにした方がいいかも。
 材料としては淡白なソースだけに見えるが、淡白すぎて醤油足したり味噌入れたり豆板醤入れたりする人がいるっぽい。酢を鬼のように入れる人も居るから注意だ。
 ってーかキミら淡白なソースに謝れ。

ボンバーステーキ
 うまそうと思ってかぶりついたら裏切られる。でもうまい。
 レッドチリと辛口ソースが入ってるだけあってでら辛い。
 その代わりご飯がすすむという利点はある。腹一杯になって動けなくなる欠点も。
 料理コメンテーターのくいまろさんは一口食べると「肉のダイナマイトやー」って言って、数秒後水飲み地獄に落ちたそうな。
 名前の由来は食べたら爆発するとかじゃなくて、発案者がボン・アンドバーさんだったかららしい。

ハーブの味つきカルビ
 普通に美味い。そして安い。
 数百年の伝統の料理が今まだ進化してるって感じの料理なんだが、やわらかカルビを煮込む上で決して固くならないように、子供から年寄りまで皆に食べてもらいたいからと試行錯誤の上でハーブの鮮度から肉の保存方法、何時間火にかけて何時間置いておくかも全部秘伝の巻物に記されるくらい。
 研究と努力のかいもあり、ミッドガルド内全土で「最後の晩餐に食べるなら?」アンケートをとったところ堂々の2位。
 元々フェイヨンってのは料理文化が秀でてるんで安いものでも美味いものが多いんだ。
 アーチャーの矢製作覚えるときにフェイヨンの赤ポーションを持ってこいって言われるだろ?
 なんでわざわざと思うだろうが、作ってる場所によって風味が違ってな。カレーが各家違うのと一緒だ。
 フェイヨンの味を覚えると他の場所のポーションが飲めなくなるとかって人が居る。ある意味麻薬。
 ちなみにフェイヨンの下町定食屋ミートフェイヨン通称“ミッチョン”は、この料理で年収30Mzenyを叩き出しチェーン店を始めたという伝説がある。
 ミッチョンの専属卸売り肉屋は「おかげさまで牛が足りません」というコメントも残すほど。
 入場者数ネズミー庭園越えは堅かったらしい。

タシンチェおばさんのチヂミ
 キムチ飴を作ることにより、どのレベルの甘さが一番辛味に合うのかをマスターしたタシンチェおばさんだからこそできる味。
 個人で作って食べるのはどんな味になっても構わなかったりするが、偶然タシンチェおばさんに遭遇すると抜き打ち味見をされ、少しでも納得できない場合は半日以上にわたる叱咤が続くという話。
 おいしいけどそんな危険を冒してまで…と狩りの時に屋外で使う人はあまり居ないのだが、模様替えや日曜大工のために家庭で作って食べるという人は多く人気も上々。
 野菜と一緒に食べることが奥様に人気の秘訣だとか。
 どうしてもタシンチェおばさんの味に近づけないという人のための冷凍食品も販売中。

たれ付き焼き肉
 スーパーとかでよく売ってるイメージがあるが、スーパーで売っているものには能力アップの効果はついていない。
 冒険者用のたれにはハーブ類が増量され、肉も噛み切りやすく上等。少しでも金持ってる冒険者から巻き上げようぜという商人魂。
 たれは各街それぞれの味があり、購入時に選べるものだ。
 大体最初は自分の生まれ育った馴染みのある街のものを選ぶが、冒険を続けるとともに色んな味を試し、皆自分の好みを見つけている。
 最近は野菜業界や果物業界も参入して“ゆずぽんず”だとか“セロリ入り”だとか、たれの種類が豊富すぎて店の人微妙に困ってる。「どろり濃厚しょうゆ味」とか「どろり農耕トマト味」とかが20代~30代男性に人気だとか。
 上級冒険者は出先で自分でたれ作って、そこら辺に生えてる食べれる草とか突っ込んで未知の世界を開拓していっているようだ。美味いたれつくってたれ収入・たれ職人で生きていく気なんだろうなって人もたまにいる。そこまでせんでも。

串バーベキュー
 小食の人は手を出さない。
 発祥はコモド。元々どこの料理店でも一匹丸々は…という考えられ方だった丸焼きだが、コモドの豪快さを見て「見世物としてはよいものじゃないか?」と思いだした様子。
 おいしい匂いと豪快なアクション、そのかっこよさから時間を決めたショーはどんどんと人を集めていった。
 肉の丸焼きに興味が無い奥様のために特大ケーキを作って切り分けるというパフォーマンスができ、今や1つの文化として成りあがっている。
 ソースで包まれた肉には徐々に徐々に味がしみ、したたる肉汁が食欲を増加させる。
 考えるだけでよだれが出てこないか?
 中華料理にあるペキンダックに豚の丸焼き。男心と子供心をくすぐられるものだった。否、今も尚くすぐられる。
 パーティーなんかで盛り上がり、焼いた後には色々使える、流用可能な素敵料理である。
 ショーは最初の頃、換気があまく火事に間違えられたという話を風の噂で聞いた。

特製くまの足の裏料理
 龍之城バージョンの珍味。熊の足の裏ってのは昔から美味しいと評判だったのか、熊足の料理ならミッドガルドにもある。
 ただ文化の違いだろうか、ここまで国によって変わるのかという印象を受けたな。
 鶏がら・塩・米汁で味付けされた熊の足が敷かれたサラダと良く合い、さらに熊の足単体も噛めば噛むほどに熊の足そのもののクセのある味と、クセを良い方向に引き出すために作り上げられたソースの味が絡み合い味わったことの無い新世界。
 しかも足の裏だからこそ合うと言えばいいのだろうか、他の部位の肉ではこうはならないだろう。
 熊といったらパサパサであると教えられていたのだが、そんなことはない。弾力もあり、固すぎず柔らかすぎず。しかし食べるという点で邪魔にならない丁度良さ。
 ちなみに熊の国フェイヨンでは濃い目の辛味ソテー系味付けで薄味のスープがつくんだぜ。
 右足と左足で体重のかかり方や気の締め方、行動がそれぞれ違ったりするので両足共に風味食感に差があり、説明通り右足人気。
 熊の足の裏は鮮度が命なので、当日食べ切れなかった場合は廃棄される。
 どっちかというと数量限定完全予約制で売ってるところが多いんで廃棄されることって滅多に無いんだけども。
 足の裏って肉球じゃね? とかいうツッコミは厳禁らしい。

筋のソテー
 ぎっちょんぎっちょん。もぎゅもぎゅ。もっち。
 感触的にはこんな感じと考えればいいかも。
 筋っていうか血管なんで原材料知ってると遠慮したい…。人体の不思議展がぁぁ…。
 でも説明には筋肉ってあるんだよなぁ。どっちなんだと。
 食材そのままの味ということで、血抜きしてないととても生臭く、ハーブで匂い消ししないと恐ろしいことになる味付けとなっております。
 作る際はお気をつけください。
 えー。墨汁と辛味ソースを混ぜたものに充分匂い消しと血抜きをしておいた血管を和えましてー、充分に熱した鍋の中へ入れて両面をジューっと焼きます。最後は香草の緑ハーブと趣向にあわせてチーズを盛っていただくと出来上がりでございます。
 焼けた鍋の中に付けあわせでチーズっておかしくね? おかしくね?
 職業的に縁の無い料理とは思うんだけども、二度とご厄介になりたくない。
 だって筋のって言うからホルモン的なもんかと思ったら糸なんだぜ? ありえないありえない。黒いし。形成してても崩れるし。

タンの盛り合わせ
 タンの盛り合わせと言う割には使われている舌は一種類。そして調理方法も1パターン。
 フルコースになれば各種舌が味わえる高級料理。爬虫類とか。竜とか。牛とか。
 ちなみにこの料理は舌取りに行くのに労力が払われ、味付けに力込めてるのでシンプルでも高い。
 個人の好みで焼いたりできる。炙りだったりフランベしたりレアだったり。
 ソースはあっさりした舌に絡むようにと軽くゼリー状。
 辛口ソースを使っているものの、ローヤルゼリー他調味料の数々でまろやかな辛味になっている。
 子供も食べられるが、どちらかというと元気を出したい大人の味…だろうか。