走りたくはない。

これは夢の話なんだが、ゼル伝のRTAをしていた。
RTAというのはレギュレーションというものがあるわけだが、今回のレギュは他では見ないものだった。

コントローラーがヒヨコか何か、鳥の形をしていた。シリコンだかゴムでできたおもちゃのそういうのだ。アヒルかもしれないがゼル伝だしヒヨコということにしておく。

それは自分の向いている方向と同じへ進み、進む方法も鳥を握るという方法だった。
握ると言うが握り続けるのではなく、締めて緩めてでワンセットを到着まで続ける。リングフィットじゃねーんだぞ。

モニターと向かい合えないことからHMDを使っていた気もするが、HMDをかぶってヒヨコを片手に持ってにぎにぎにぎにぎにぎにぎにぎにぎ。
シュールというか異常である。

RTAとは度々異常になるものだが、変質者レベルがたいそうに高い。

勿論そんな握力強化プログラムみたいなことをしているから「ここからここに着くまで」となる。それはそうだ。

まだ名の知れたレギュレーションではないらしく、挑戦者も少ない。移動方法も問われていないので走ったり飛んだり各々のスタイルで進んでいく。
ゲームの画面は見慣れたものかもしれないが、走者は常にヒヨコを握る。

夢だから山もオチも意味もないが、ちょっと面白かったので実際そんなRTAが生まれるようなら見てみたい。