トンネルエフェクトを入れると酔う。
トンネルエフェクトとは、VRで移動している最中に使われる機能で、視界の周囲が黒くなったりして狭まることで酔いづらくするものだ。
そう、酔いを軽減するための機能である。
いいな?
酔いを軽減するための機能、だ。
なんで酔うんだよおかしいだろ!!!!
そんなこんなで集中線スタイルじゃない限りは切っているんだが、なんでだろうなってので思い当たることができた。
視界が集中しすぎなんだ。
普段は周囲の部分も見えているから意識がそっちに持っていかれて正面だけを見ることがない。
しかし視界が狭まると正面の狭い範囲だけを凝視することになり、見えなくなっている部分を記憶で補ったり確認のために首を振ることになってしまう。
単色じゃなくて柄なこともあるんだが、それはそれで柄と見えてる風景の密度というか、壁の有り無しみたいな遠近感の違いに脳がバグる。
ようは注意散漫タイプはかえって使えないということなのではないか、と考えた。
あと正直エフェクトがなくても常にHMDの画面外の真っ暗なところが見えてるからデフォでトンネルしてるんだよなぁ。
それでさえ狭いと思っているのにさらに狭められるのは何も見れる気がしない。
そこのところを考えると、眼鏡を着けて生活してたりする場合はそんなに周囲が見えなくなることに違和感がなく狭まっても平気、みたいなのはあるんだろうか?普段との視界の差というのか。眼鏡ユーザーではないのでわからない。
とはいえ、強制でオンになっているゲームは基本的には存在しないし、最初にオンになっていてもメニューからオフにできるので問題は全然ないものだ。
最初がオフだと存在しないと思われて酔って遊べなくて低評価になったりするからな、初期設定はオン、大事だぞ。
逆に、あそこまでしないといけない人もいるんだなと人間の妙というのか、そういうものも意識させてくれる。
勿論、初期設定が一番強いだけで見える範囲をもっと広くするだとかの調整はできる。
だから自分に合った調整をすることで遊べなかったゲームが遊べるようになるってのがあるし、ゲームに機能が無い場合はオーバーレイで実装させてくれるツールもある。steamにはあるけどPSVRには無いかもしれん。
ありがたい機能なので載せててくれる開発さんたちには感謝だし、VRに必要なものがよくわかっていらっしゃると手放しで誉められるものだ。
何故か酔うタイプもいるってだけで。
……ほんと、なんでなんだろうな……。