ハルハルスプリン

1年とは早いもので、もう春の足音が聞こえている。
足音どころか飛び蹴りくらいの勢いで本当に勘弁してほしいところだが、聞こえている。聞こえているっていうか殴られてるレベル。

ほぼ暖冬だったとはいえ、寒いものは寒かったこの冬がようやく終わるというのは嬉しい話だ。
油断したところで大雪食らってる地域は物量的にまだ暫く逃れられないのかもしれないが、とりあえず春一番は吹いた。花粉も来ている。来るな。

春が来ると身軽になれて、日照時間も増えてとてもウキウキしてくるよな。
とはいえ、俺も軽いとはいえ花粉症なので、薬を飲んでないと自転車の世話にはなれないし目玉のゴロつきが派手に暴れて治安が悪い。
ならば夏になれば楽になるかと言われるとここ数年の猛暑。日差しが命を削ってくる。

春は春でつらい。
夏は夏でしんどい。
秋は秋で苦しい。
冬は冬で厳しい。

1年365日、何かしらの不具合というか、ナニカが起きるのが常になるとどの季節もあまり嬉しくなくなってしまう。
でもまぁ……冬より春かなぁ……。
でも春になると羽虫が増えるんだよなぁ。

自分の周囲だけ一定の気温にできるのならば、喜んで冬を選ぶのに。儘ならない。