俺も一応VRプレイヤーの端くれなので一応モーショントラッカーというものは持っている。
と言っても、使えるゲームがそんなにあるかと言われるとNOなのでもっぱら撮影用である。
座れそうな形状の場所が多いのに座る判定をさせてくれない場所に遭遇すると、足の自由の必要性を感じるんだ。
昨日のワールドとか、多かった。
フルトラは確かに楽しいんだが、それで遊ぶための部屋に高さ調節のできる椅子や寝ころべるスペースなんかがないと、丁度良い写真は撮れない。
高さをいじる機能も同時に入れてベッドに座ったり寝ころんだりでようやく実用できるんじゃないかな。
俺の使ってる道具の都合なのかそういうものなのかは知らないが、頻繁に再キャリブレーションをしないと角度がおかしくなるし、冬の寒い時期だと毛布を携えながら遊びたいが隠れたら精度が落ちたり拾えなくなるし。
自分に合ったものを見つけるまでが長いし、合ったものも使う頻度がそこまで高いかと言われるとどうだろうな。
あれば良い写真が撮れるかというと、やはりセンスというものがないといけないし、手の形を自由にしようとするとタイマーを使用することになるから慌ただしい。
腕や足を良い感じにしながら物を持ってポージングなんて5秒でできるわけないだろと何度も思った。
小物を使おうとすると小物にカーソルを持っていかれるから、タイマーをオンにするために撮りたいポーズからかけ離れた状態からスタートしなきゃいけなくなるのがつらいんだよなぁ。
ユーザーの作ったカメラを導入すれば解決するだろうが、公式のも“カメラを出している状態でトリガーを長押し”とかでタイマースタートできないものか。
コントローラーについてる撮影ボタンも自分の視点を撮るんであってカメラじゃないからなぁ。あれも活用できたらいいのにな。
自分の可動範囲だと厳しかったりセンサーの都合で取りづらいポーズというのもある。そういう点ではポーズを機能として入れてしまうのもいいだろう。
幽体離脱できるツールも入れればカメラの位置固定なんかの準備も要らない……のかな?Vketのダンス機能とかは体にカメラが固定されてて連れていけなかった気もしたが。
あまり詳しく調べてないんだよな。
こういうのを考えてると、フルトラである必要性ってあまりないんだろうなと思うよ。
足の角度が単調だったり、しゃがもうとした時に変になったりするのをいじれるんであれば自分の体を使う意味ってかなり薄い。
ダンスをしたいだとか、バーチャルの行動をもっと自分とイコールで繋ぎたいとか、理由がないのなら導入しなくてもいいものだと俺は思っている。
しかし、写真のことを考えていくと靴のオンオフもできるようにしないとな。
その場に合ったポーズをするなら、その場に合った格好から。可動域より大事なのは心とか気持ちとか雰囲気とか、そういうのなのかもしれない。