人外さんと服

人外の人たちは元々人ではないというところからひょっとして奇抜な衣類を着せやすいとかないだろうか。

人間として生まれ育ってしまうと、スタンダートを経験済みな分「この位置にこれがある」という認識を植え付けられやすい。

で、奇抜なファッションをしている人外を見ていると、それが当然の世界に生きてるから違和感なく着こなすしズレの対策も自力で押さえつけることができていて、正直羨ましいまであるが着こなせててすげぇなって思うわけだ。
お前がナンバーワンだ……。

邪魔な位置に何かがあっても初めての衣類ならそれが普通になるし、何のためにあるのかわからないパーツも、到底その位置からだと運用できないだろってのも違和感を覚えることがないし。

デザイナーに優しいモデルは人外だった?というくらいに着こなしてくれる。

人間でも着れるものは着れるし、そういうファッションだと受け入れれば流行るし、ズレや体型への合わなさはコツが広まったりするので問題はないんだが、ポテンシャルの差というものを実感するな。

現実世界ってのは歯止めというか、挑戦しないほうに動きがちだ。

二次元だと難しいデザインでも楽に作って動かせるし、3Dだと気軽に人外に着せれるからまだ世界にないような掛け合わせもも工夫できるんだよな。その差だと思っていい。

それを現実でやろうなんて酔狂な人は……

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パリコレ……?

パリコレは…………人外の文化だった……?