計算高い人は好き?

俺はサンリオが好きだ。
だがキャラがではない、会社の生き様がだ。
リサーチして損得だけを考えて動くあの会社を見習って生きていきたいとすら思う。

あそこは小さくない会社だがキャラクターで売ってるところなので計算が商社とは大きく異なる。卸しのようなこともしてるし、そのくせ小売りとか材料売ってるとこと違って情報とか銀行みたいな売り込みもしててなんていうか……なんだあの会社は。
普通はキャラ売るっていえばデザインと映像(映画)からなんだろうが、そっちに属するのをやめてるんだよな。一応いくらかは属してたけどキッパリ方向転換したとも。
方向転換が芸能事務所だなんて誰が考えるのか。

今でこそUSJのパレードに出てるけどその裏だって
関西にショップはあるが何かしらテーマパークをつくりたいしかし中心地には場所がない他にテーマパークのある枚方・太秦・河内では交通などを他社が開発する予定もないので後発では作りづらい良い場所としてはエキスポ、施設内に何かつくれればエキスポ瀕死、沈む船には乗れない人員をそこまで割きたくはないしできればピューロスタイルにしたいしかし関西人はナンジャのような施設には行かないだろうならアトラクションがないといけないが大規模であればあるほど投資としては美味くないものだ→(数年)→USJから打診

みたいな感じで、USJなら施設で何かあっても自分らに痛手はないしパレードはあるし都市部だしで乗ったんだろうなと邪推できる。時系列覚えてないので確信的なものではないんだが。
この考え方を途中で止めちまってテーマパーク建設に走ったのがレゴランドだろう。場所的にも規模的にも周辺施設的にも。

ディズニーとかジブリだと大した赤字にはならないから映像制作も含めて挑戦しまくるってところがあるんだけど、サンリオって「この系統のキャラは過去にこのルートで売れてるからそちらをメインに、前は開拓しようにも早すぎた場所を掘り保険をかけつつ進む」ってタイプだし、変なコラボも「話題性さえあれば固定ファンとネタ好きの底上げで最低限の在庫は捌ける、販売経路も確定させて社屋在庫はほぼなしで売り場内移動させる」とかやってそう……というか絶対やってんだよ。

そもそも映像で先が無いから立体に移行したから計算が同じわけないんだけど、コラボ先企業には感謝されるし自分の方向性も広がりなにより「このレベルなら発見されて拡散してもらえる」って計算をどんどん綿密にしてるのがわかる。

商売って絶対ってのはないから大手でも利益計算8割でGOしていくもんだけど、最近のこの会社は9割を超えないとゴーサイン出してないんじゃないかな。
中規模なら5割いかなくてもGOってなるし、それで上手くいかないから過去に縋ったりするしさ。赤字で許してるのいちご新聞くらいじゃね?それも安売りはしてないから赤字率も最高2割までで留めてそうな。

あの会社はゆるふわで追ってくより裏を調べるのが楽しい会社だと思うんだよな。
ある意味では自由研究向きな会社っていうのかな、「俺の好みのキャラじゃないしー」って避けてた人もここんとこ見るとハマるだろう。

似たような方向で動いてるのはタニタかな。キャラではなくブランドの売り込みなのでもうちょっと柔軟性なしだけど。あの会社ももう何屋なのかよくわからない。

 

俺はサンリオは勿論タニタにもなれないような不器用だけど、ちょっとずつ真似ることはできると思うんだよ。それで自分の人生に満足感が上がってったりするなら企業理念とか商売魂はパクって生きるべきで。
研究類は大規模に任せて倣っていけば自分を輝かせる時間を増やせるわけだし、卑怯だからって止まって損するくらいなら有りな生き方だよな!
誰だって誰かの真似や後追い、参考にして今を形成してるわけなんだから恥も恐怖も考えず利用という名の尊敬をして生きていかなきゃな!