花見してきた

といっても散歩だ。

大阪府には、市営地下鉄・市営バス・ニュートラム(ATC・インテックスなどに行ける乗り物)に一日乗り放題の乗車券があるので使ってみました。
いつからノーマイカーフリーチケットじゃなくなったんだ…。

平日800円、土日祝600円なので、便利いいぞ!
ただ、バスの乗り場が基本的にわかりづらいので調べる方法は得ておいた方がいいかもしれないが。


まずは大阪城へ。
桜と言ったら大阪ならここ!って地下鉄さんが推してたので。
さすがに人も多く、結婚式のための写真を撮っている人もちらほら。
多国籍な人々がいて、二次元から出てきた人たち(コスプレ)も何人か見かけた。
大阪城を見て、すごいなーと思うのは石垣だな。
内部が坂道になっているということもあり、結構な高さの壁がつくられている。
これを過去の、重機もない時代に作ったのかと思うと……なんで過去の人って石積みたがるんだろう?


結構色んな種類が見れたな。八重とかしだれとかはそんなになかったが。
梅林もあるんだが、さすがにブルーシート敷いて宴会してる人が多くて、入り込んでまでは見れなかった。
人気どころというと、こういうとこが不便だよなー。
葉桜になってきているという話だったが、スレスレだけどまだ花の方が多かった。

うろついて、次に移動するために大阪ビジネスパーク駅へ。


えっ

人身事故が同線であったようです。
大阪ビジネスパーク駅のある鶴見緑地線は、ホームドアが設置されていてフラッと落ちることはまずできない。
柵を乗り越えて、自ら落下したんだろう……。
市営地下はそんなJRほど事故は起きない線なので、止まることはそうそうないんだが…。
そうそう起きないだけあって、対応の手際も遅いといえば遅いので、待機するのは避けたほうがいい。
この線は市営地下鉄の中でも深い場所にあり、メインは階段なんだが、降りきるまで状況がわからないのも少しだけ痛いか。

JRの駅がすぐ側にあるし、退却は簡単といえば簡単だ。
ただ、大阪城は基本的にJRで来る人が多いので混んでいる可能性は否定しない。


あえて徒歩で移動。
せっかくだから、と扇町の方面へと繰り出した。

扇町って言っても、特にこれといったものはない。
某TV局に隣接した公園でほぼ毎日、役者の卵が演技をしているということだけだろうか。
近隣に演劇の専門学校がいくつかある上、広い公園なので集まりやすい。
そして何故示し合わせたように、どの年度の生徒も同じ場所で練習するのか。
プール横の通路はいつも人気である。

堺筋線へ乗り込み次へと移動開始。
ここまで1時間ほど経っているんだが、俺が駅についたあたりで丁度鶴見緑地線も再開したらしい。
待つべきだったか否か。


移動した先はWTC、現大阪市庁だ。
別にWTC見に来たわけじゃなく、隣接するATCってとこで毎週コスプレイベントをやっていると聞いたので見学だな。
ROはいなかった。…いなかったー!!
ユニフォーム系と制服系が多かったな。
さらにこの日は施設のダンスイベントが開催されていて、一般の人もダンス用のコスチュームを着ている人が沢山居たので違和感が少なかった。
さすがにウィッグつけてるって差はあったけど。
コスプレイヤーと一切オタじゃない家族連れが同じ場所で座って風景を眺めている様は、とても非現実的だった。
最近は色んな場所でレイヤーがうろちょろできるイベントがあるみたいだし、皆慣れてるんだろうな。

驚きなのは、レフ板を持った人が結構いたこと。
どうやって持ち歩くのかと思ったが、停車中に日光を防ぐやつみたいに折りたためるんだな。
細かく言うとレフ板って言うのは間違ってるのかもしれないけど。便利なものが増えたもんだ。


このエリアの桜は、住宅地周りが多かったな。
ATCのあたりにはほぼなかったので、隣の駅まで行くのがいい感じか。
綺麗な桜並木があるんだが、足元が経年劣化を起こしているタイル状の石畳なので、荷物が多い人は注意と覚悟を。
大阪のでかいイベントはここを通るんだが、本の詰まった鞄で皆よくこんなとこ歩くなと思う。
俺が通ったのが道路真横の道だったのが悪いのか……?

そんなこんなで花見なんだかコス見なんだかわからない旅をしてきた。
やっぱ、桜は綺麗だし、「花を見に行こう!」と思えるのはいいもんだし。
こういう季節のイベントがあるってのは良いことだな。

それに風景に目をやっていれば


綺麗なのは桜だけじゃないなーってことも、ちゃんとわかるしな。

 

写真の半分が大阪城から見えた飛行機だったなんて言えない。