最初の記憶

メンテ暇だー!!!!
ということで、ROのBGMを聴いる久人だ。
音楽とは不思議なものだ。恐怖感、安心感、悲しみ。色んな感情を出させてくる。

俺は、とある一部分の低レベルモンスの居る狩場に居ると涙が流れそうになる。(BGMがそうさせるんだ)
きっとこれは、遠い昔の事を思い出しているからだろう。
今はもう此の世界に居ない友。
友に勧められて来た此の世界は眩しくて。俺は何も知らなくて。
友は色んな場所に連れて行ってくれた。
INT型アコライトなのに、ノービスの俺と、もう一人の友の壁をして「痛そうな壁だ」と笑っていた。
懐かしい。とても。

もう、あの頃には戻れない。
あの頃の何も知らなかった自分はもう此処に居ない。
先に進めなくて、終わり方がわからなくて悩んだ初心者修練場での出来事。
始めてのwis。「いま何処?」そう訊いてくるキミ。
その時は街の名前も知らなくて。
「えっと・・・剣士の生まれるトコ」と答えた。迎えに来てもらった。
「叩いて」と言われてる間に他の人に叩かれたプパ。
ハット、レザジャケ、ファルシオン。貰ってすぐドロップしちゃった下水。
大丈夫とわかって叩いた大ゴキ。心配してくれたね。
金ゴキとも戦った。俺の攻撃は全然当たらないし。いろんな人がタコ殴り!
アコライトさんのヒールの山。凄かった。
俺は怖くて叩けなくて。MVPなんてとった事無い。

今はもう会わなくなった、同じ姿の剣士さん。
色んなところを旅したね。
モロクから始めた。
そういえば、あの頃はエフェクトずっとオフで、画面移動は穴に落下してると思い込んでたなぁ。
どうやったら戻れるんだろう?とか。
マップも見ずに、後ろをついていった。
「座標何処?」と訊かれても、出し方がさっぱりわからなくって。
結局出し方わかったのは箕甘がシーフに転職したときだっけ?
わからなかったと言えば、立っている時の向きの変え方。チャットの入り方。
俺は初心者丸出しだった。(座り方もわかんなかったしさ/聞いてないんじゃなくてド忘れで)

強くなったんだから!と一人で叩いてキミを心配させた旧ゴレム砂漠。素手部もした。
そこで会ったんだよね。今の溜まり場のマスターと。
俺はまだあそこに顔は出すけど、昔みたいな場所じゃない。
人が増えて、その所為で色んな人が苦しんで。悲しんで。
力になれない自分がもどかしい。

キミに貰ったハットだけはずっと持っていようと、そう決めたあの日。
装備アイテム以外は消える。そう言われて、俺は迷わずキミに貰ったハットと、剣士さんがくれたメイル。スチールレート。それを選んだ。
どんなに良い装備も、思い出には勝てないから。

色んな思い出が浮かんで消える。
懐かしくて、懐かしくて。苦しくなる。
もう、あの頃には戻れない。だから・・・。
忘れない。大切な日々を。大切な物を。大切な人を。
これからは、自分が誰かの思い出の中で輝けるように。そう思いながら。

VNWもどき牧原久人は、今を生きている全ての人達を応援します。